こおりやま産業博2025における成光工業の挑戦
株式会社成光工業が2025年10月11日(土)、12日(日)に開催された「こおりやま産業博2025」に出展しました。同社は川崎市に本社を構え、福島県白河市にも工場を持つ金属加工処理の専門企業です。
現地では、特に配電・電装用の導体部品として知られるバスバーや端子台の製造における技術力を生かし、非熱・高精度のウォータージェット加工(WJ)を用いた多品種小ロットの量産体制を紹介しました。来場者は200名を超え、この機会に成光工業の認知度が飛躍的に向上しました。
成光工業の展示内容
展示ブースでは、以下のハイライトが目を引きました。
コア領域の一貫体制
成光工業は、試作から量産までISO9001に基づく品質管理の下で一貫したサービスを提供しています。これにより、クライアントは安心して自社製品を成光工業に依頼できます。
WJの価値
ウォータージェット加工は、熱影響を抑えるため、焼けや変色が少ない切断面を提供できます。±0.1mmの精密加工を実現し、厚物や複雑形状にも柔軟に対応します。さらに、CADデータから直接加工するため、初期費用と立ち上げ時間の削減も可能です。
プレス/バスバー x WJのシナジー
バスバー加工においても、WJを使用して形状検証を行い、量産段階ではプレスや型へ移行するという流れを整えています。特に8〜20mmのバスバー加工においては、曲げや捻り、長尺対応も行い、段取り短縮と歩留まりの改善を実現しています。
現場の声と商談化の兆し
展示会では、設計者や製造担当者から具体的な質問が多数寄せられました。例えば、材質や板厚、許容差、バリ抑制に関する質疑応答があり、量産を見据えた意識の高さが伺えました。また、外注の見直しを検討している企業からの相談も寄せられ、成光工業の加工ノウハウに興味を持たれる方も多かったです。
さらに、小ロットでの案件形成についても、図面や板厚、数量、納期の即答ニーズが顕在化しており、積極的にビジネスチャンスを模索しています。
代表からのメッセージ
成光工業の代表取締役、松尾教弘氏は「私たちは導体部品の品質と立ち上げ速度に強いこだわりを持っている。WJ技術を駆使し、小ロットでも量産品質が実現できるサービスを提供していきたい」と語っています。今後も導体部品の専門展示会への出展を計画し、プレス/バスバー技術とWJのシナジーを訴求していくとのことです。
会社概要
所在地:本社(神奈川県川崎市)/白河工場(福島県白河市)
主な事業:プレス加工・試作・金型制作、バスバー製造
公式サイト:
株式会社成光工業公式サイト
バスバー通販サイト:
バスバー通販
本社:TEL(044-266-5855)
白河工場:TEL(0248-21-5481)
コーポレートサイトのお問い合わせフォームやバスバー通販のお問い合わせフォームもご利用可能です。