津原やすみ復刊
2024-10-12 01:52:18

津原やすみの少女小説が電子書籍で復刊!新たな魅力を再発見

今秋、津原やすみの傑作少女小説が電子書籍として復刊されます。デビュー作『星からきたボーイフレンド』や新たに書籍化される中編『毎日がハロウィン』が登場し、往年のファンや新世代の読者から期待が寄せられています。1980年代から1990年代にかけて広がった津原やすみの作品群は、ウィットに富んだ文体と独創的なストーリーが特徴で、多くの女子中高生に愛されてきました。

デビュー作である『星からきたボーイフレンド』は、百武千晶という高校一年生の少女が、日本に来た不思議な少年と出会う物語。彼女の日常が一転する煌めく秋の夜、若い心を揺さぶる様々な出来事が展開されます。この作品は、津原やすみの筆致の魅力が凝縮されており、「あたしのエイリアン」シリーズの原点とも言える重要なストーリーとなっています。

一方、セカンドタイトルとして初めて書籍化される『毎日がハロウィン』は、魔女の家系で育った少女エミリの冒険を描いた作品です。エミリは、自身が魔女でないことに嫉妬し、ある日突然魔女のしるしを持つことに。これまでの『てんこ盛りハロウィン』が家庭学習教材として連載されていたこともあり、新たな物語の形で読者に届けられます。

特筆すべきは、これらの作品には津原やすみが原作時に残した貴重なあとがきや、人気漫画家・新井葉月によるイラストが再録されている点です。また、創作ノートも特別付録として用意され、作家としての創造的なプロセスにスポットを当てています。

津原やすみは1990年代の少女小説ブームの立役者として知られ、独自のスタイルで数多くの作品を発表しました。2022年に逝去した後も、その魅力は色あせることなく、むしろ懐かしさや新たな興味を呼び起こしています。ファンたちの熱い復刊リクエストを受けて、全作品が電子書籍で復活する動きが具体化したのです。

復刊が待ち遠しいという声は幅広い世代から上がり、特に津原やすみが青春時代を共にした読者たちが、その思い出を呼び起こす機会として捉えています。これからの刊行スケジュールには、さらに多くの作品が含まれており、2025年から2026年にかけて、新しい読者たちに古き良き時代の少女小説が届けられる予定です。

電子書籍全盛のこの時代に、津原やすみの少女小説がいかに新たな光を当てられるのか、非常に楽しみです。思春期の記憶を共にしたあの頃を思い出しながら、彼女の作品を改めて味わってみてはいかがでしょうか。これを機に、津原やすみの作品を手にすることを強くお勧めします。


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
株式会社アップルシード・エージェンシー
住所
電話番号

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。