生駒市立病院の未来
2025-03-07 09:21:56

生駒市立病院の未来を考える市民ワークショップ開催へ

生駒市立病院の未来を考えるワークショップ開催



奈良県生駒市は、このたび生駒市立病院と株式会社ワーク・ライフバランスが共同でワークショップを開催しました。このイベントは、市民および地元の医療・介護従事者、病院職員、市職員が参加し、「生駒市立病院のこれからを考える」というテーマのもとで行われました。このワークショップは、2024年6月の開院10周年を前に、地域医療の告問題に取り組む重要な機会となっています。

ワークショップの目的



生駒市立病院は、救急医療を積極的に提供し、新型コロナウイルス感染症の患者にも対応してきた地域医療の中心的存在です。開院以来、同病院は生駒市民の安心・安全を守るために努めてきましたが、昨今の少子高齢化や医療環境の変化を受け、これからの病院の在り方を再評価する必要が生じています。

今回のワークショップでは、「生駒市立病院はどうあるべきか」「市民として何ができるのか」といった問いに対して、市民や医療従事者が意見を出し合い、次の総合計画に反映することを目指しています。合計で30名の市民や医療介護従事者がこの貴重な議論に参加し、さまざまな意見が交わされました。

議論の内容



ワークショップの開催は4回にわたり、各回ごとに異なるテーマが設定されています。初回は「取組みへの理解と状況の共有」がテーマで、参加者は病院の「ありたい姿」と「もったいないところ」について、付箋を使って意見を出し合いました。2回目では課題の洗い出し、3回目では解決策に関するディスカッション、最終回では提言をまとめる作業が行われました。

出された意見の中には、「病院へのアクセスの向上」や「診療科の充実」といった期待が寄せられました。また、「受付や院内配置が分かりにくい」「認知症患者が受診しやすい診療科が必要」といった意見もあり、高齢化社会におけるニーズに応えるための課題が浮き彫りになりました。これらは後日、小紫市長と遠藤院長に手渡される提言として整理されました。

小紫市長との対談



また、このワークショップに続いて、小紫市長と株式会社ワーク・ライフバランスの代表取締役社長、小室淑恵との対談も行われました。市長は「医師の働き方改革は市全体にとって重要なテーマであり、特に勤務間インターバルの確保は急務」と話し、働き方改革を進めていく意義について語りました。小室社長は、「働き方改革は単なる労働環境の改善ではなく、地域魅力の向上にも繋がる」と提言し、病院と地域が一体となって取り組む重要性を訴えました。

まとめ



生駒市立病院が地域医療を未来にいかに引き継いでいくか、その道筋を市民と共に考えるこのワークショップは、まさに地域における医療サービスのあり方を再構築するきっかけとなるでしょう。引き続き、市民の声を大切にしながら、さらなる医療の質向上に向けた取り組みが期待されます。生駒市立病院の未来が、地域の人々にとってより良いものへと進化することを願っています。


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会社情報

会社名
株式会社ワーク・ライフバランス
住所
東京都港区芝5-32-12シャーメゾンステージ田町
電話番号

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