セレッソ大阪の選手が寿司職人に挑戦した日

5月22日、大阪府堺市に本社を置くタマノイ酢株式会社の社長を訪問したのは、プロサッカーチームセレッソ大阪ヤンマーレディースの脇阪麗奈選手と筒井梨香選手の二人。彼女たちは、この日、シーズン報告のために訪れたが、同時に仲間との交流を深める特別な体験も行った。

壮大なシーズンの総括

報告会では、脇阪選手がキャプテンとしてチームを率いたシーズンの成果が紹介された。彼女はリーグアシストランキングで1位を獲得するなどの活躍を見せ、「昨年の順位を上げ、充実したシーズンを過ごせたことが嬉しい」と振り返った。対照的に、筒井選手は怪我に悩まされ、思うようにプレーできなかったことへの悔しさを語り、「来シーズンはタイトル獲得を目指して頑張ります」と意気込みを示した。

タマノイ酢の社長も、選手たちの活躍を後押しするため、協力を続ける重要性を強調し、さらなるサポートを誓った。選手たちはシーズン中、ビネガードリンクを飲んで水分補給を行うなど、健康管理にも留意している。

本格的な寿司握り体験

シーズン報告の後、選手たちは寿司握り体験に挑戦した。この体験は、2025年に開催される大阪・関西万博の関連イベントとして行われたもので、すしアドバイザーとして認定されているタマノイ酢のスタッフから指導を受けながら、見事に寿司を握ることに取り組んだ。

経験がない二人は、シャリの握り加減に最初は戸惑いを見せたものの、新しい挑戦に果敢に挑む姿は印象的だった。そして、体験後に「最初は難しかったけど、次第にコツを掴めた」と話し、「シャリが美味しくて、すぐに完食してしまった」と感想を述べ、満足そうに笑顔を見せた。

地元とのつながりを強化

タマノイ酢株式会社は、2020年にセレッソ大阪ヤンマーレディースとスポンサー契約を結び、地域振興活動に力を入れている。選手たちへの支援はもちろん、地域の健康やスポーツ振興を目指して、社としての使命を果たしている。

これからも、地域と共に成長し、スポーツを通じて更なる発展を目指していくことで、地域貢献を続けていく所存である。会社の設立から116年を迎え、今後の活動にもますます期待が膨らむ。