空間ふく巡り - Apple Vision Proで福井の魅力を体験する新アプリ

福井県観光の新常識「空間ふく巡り」

2024年1月6日、株式会社B Inc.（福井県鯖江市）と福井県観光DXコンソーシアムが共同開発した新たな観光アプリ「空間ふく巡り」が、Apple Vision Pro向けにリリースされました。これにより、福井県の観光地をまるで現地を訪れているかのように体験できる機会が広がります。

アプリの特徴

「空間ふく巡り」では、福井県の主要観光地がプロットされた美しい3D地図が表示されます。この地図は、タップやジェスチャーにより拡大、縮小、回転、移動が自由に行えるインタラクティブなものです。この操作を通じて、ユーザーは興味ある観光地を見つけ、その情報を詳細に知ることが可能です。

特に注目すべきは、観光地のピンをタップすることで表示される綺麗な写真、紹介文、そして口コミ情報です。最新の口コミデータが反映されるため、リアルタイムでの情報伝達が実現されており、訪れる前の参考に最適です。

イマーシブな体験

さらに、「空間ふく巡り」では、一部の観光地においてApple Vision Proならではの臨場感あふれるVR180の3D映像を見ることができます。これにより、ユーザーは福井の美しい風景や名所をまるでそこにいるかのように感じることができ、疑似訪問体験が可能となります。

今後の展望

株式会社B Inc.は、今後もオープンデータの活用を進め、本アプリに新しい機能を追加していく意向を示しています。これにより、Appleの次世代型インターネットデバイスである複合現実ヘッドセットへの対応を強化し、新たなサービス提供を目指しています。

また、福井県観光連盟は様々なインターネット接続デバイスを活用した観光情報の発信を進めるため、観光スポット情報や観光客のデータを収集し、体系的なデータベースの構築を進めています。

観光DXコンソーシアムの意義

福井県観光DXコンソーシアムは、観光に関するDMP（データマネジメントプラットフォーム）の構築を通じて、観光政策の立案やプロモーション戦略の策定に貢献しています。この取り組みは、観光庁による「DXの推進による観光・地域経済活性化実証事業」にも採択されており、2024年11月にはイタリアのフィレンツェで開催されるG7観光大臣会合でも成果が紹介される予定です。