コントレア、輸血動画サービスを発表
東京都新宿区に本社を置くContrea(コントレア)株式会社が、患者説明動画サービス『MediOS』の新たなコンテンツとして、輸血に関する動画をリリースすることを発表しました。この新しいサービスは、患者への医療説明をよりわかりやすくすることを目的としており、2025年9月1日から提供が開始されます。
輸血コンテンツの概要
MediOSの輸血コンテンツは、医療現場のニーズに応じてカスタマイズ可能な4本の動画で構成されています。これにより、各医療機関は自施設の事情に合わせた内容で患者に情報を伝えることができます。提供される動画は以下の通りです:
o 輸血の基本的な概念を説明します。
o 輸血に伴うリスクについて詳しく解説します。
o 輸血を行う際に必要な検査内容を説明します。
o 緊急時における対応方法と同意の重要性について簡潔に伝えます。
これらの動画は、口頭や文字では理解しにくい内容を、アニメーションを通じて視覚的に表現しています。特に、ガイドラインに従った輸血同意に必要な情報をわかりやすくまとめています。
輸血コンテンツの開発背景
輸血は多くの医療行為において重要な役割を果たしていますが、アレルギー反応や感染症のリスクが伴うため、医師が患者に対してしっかりとした説明を行うことは欠かせません。手術前には、医師が患者に対して輸血の必要性やリスク、代替手段について説明を行います。しかし、こうした定型的な説明は医療現場の医師にとって負担となることがあります。
高齢化が進み、医療の高度化が進む中、輸血の重要性は増してきました。そのため、特に外科などで術前説明を行う部門からは、輸血に関するコンテンツの需要が高まっていました。このような背景から、コントレアは患者が理解しやすい説明動画を提供し、医師の業務負担を軽減するだけでなく、患者の不安や疑問を解消し、治療への理解を深めることを目指しています。
今後は、輸血動画に加えて、緊急入院や入退院時の支援にも役立つパッケージの提供を検討し、コンテンツの充実に取り組むことを計画しています。
MediOSの機能
MediOSは、患者への医療説明を動画で実現し、診療科ごとの情報整流化を支援します。このシステムが提供する主な機能には次のようなものがあります:
- - 動画説明:患者へのICや検査説明を動画で提供し、説明時間を短縮。
- - 問診票/アナムネ:電子カルテへのワンクリック転記を可能にし、業務時間を大幅に短縮。
- - 電子同意書:ペーパーレス化を進め、記入漏れを防止。
- - メッセージ機能:入院日の案内などをLINEで通知し、確認業務を削減。
これらの情報は、医療現場での効率化を図るための強力なサポートとなるでしょう。
会社情報
Contrea株式会社は、2020年に設立され、医療の現場に関連した様々なサービスを提供しています。代表取締役の川端一広氏が率いる同社は、医療機関との連携を重視し、患者に質の高い情報を提供することを目指しています。興味がある方は、コーポレートサイトやプロダクトサイトで詳しい情報を手に入れることができます。