石神井公園駅～大泉学園駅間の高架下広場が環境大臣賞受賞

石神井公園駅から大泉学園駅間の高架下広場が受賞

東京都練馬区に位置する石神井公園駅～大泉学園駅間の高架下広場が、公益財団法人都市緑化機構主催の第24回『緑化技術コンクール』で環境大臣賞を受賞しました。この賞は、地球環境に配慮した取り組みや緑化の技術を評価するものです。受賞理由としては、高架での雨水利用や確立された緑化技術の採用などが挙げられています。

昨今の環境問題への挑戦

当該広場の特徴は、東京都練馬区の鉄道高架下という特殊な空間に位置し、地域のイベントや活動空間に活用されている点です。高温化が進む中で、広場は地域の皆とともに「使ってみよう」「遊んでみよう」というコンセプトのもと、2022年3月に『PLAY！高架下』としてオープンしました。この取り組みは、地域に密着した様々な活動を推進しています。

高架下広場の整備とその後の展開

広場の整備は2024年7月6日に完了し、その後は地域活動を支える場としての役割を担っています。例えば、西武不動産が主催する『PLAY！高架下』イベントの他、地域の方々が利用できる貸し出しサービスや、広場内での『PLAY！GREEN』と称した頻繁な植物体験イベントも開催されています。このような活動を通じて、地域の人々が植物に触れたり、地域コミュニティの形成を図ることが目的です。

高架下広場の設計と利用

この高架下広場は、雨水を集めて植物に水を供給する仕組みや、閉園した遊園地「としまえん」の伐採木を使ったベンチ、さらに廃棄される前の人工芝をイベント用に再利用するなど、環境負荷を軽減する取り組みが行われています。また、広場ではさまざまな植物を育て、地域コミュニティの人々とともにその成長を見守る取り組みも行われています。