愛知県内の新しい交通実験がスタート
2024年10月1日、中国地方の愛知県において、QRコードおよびタッチ決済を用いた改札通過の実証実験が始まります。これにより、県内の13駅が対象となり、利用者はより便利で効率的な方法で乗車できるようになります。
対象駅について
この実証実験には既存の中部国際空港駅、名鉄名古屋駅、金山駅に加え、新たに選ばれた10駅が含まれます。これらの駅は以下の通りです:
- - 東岡崎駅
- - 神宮前駅
- - 国府宮駅
- - 名鉄一宮駅
- - 新木曽川駅
- - 笠松駅
- - 名鉄岐阜駅
- - 犬山駅
- - 知多半田駅
- - 西尾駅
実証実験の内容
QRコードを使った改札通過
利用者は「CentX」というエリア版MaaSアプリやWebサイトを通じて購入したデジタルチケットをスマートフォンに表示し、そのQRコードを改札機にかざすことで通過できます。このプロセスは、手間なくスムーズな乗車を実現します。
クレジットカードによるタッチ決済
さらに、クレジットカードやデビットカード、プリペイドカードを使ってのタッチ決済も導入されます。利用者は対応した改札機にカードまたはスマートフォンをタッチするだけで通過できるため、従来の切符購入にかかる時間を削減します。
デジタルチケットの発売
デジタルチケットの販売は2024年10月1日から始まり、2025年3月31日まで続きます。各種類のチケットが用意されており、具体的には次の通りです。
名鉄岐阜駅発:
- 4,200円
- 新木曽川駅発:3,900円
- 名鉄一宮駅発:2,800円
このきっぷは、名鉄名古屋駅や金山駅との間で使える片道乗車券が10枚綴りとなった回数券です。
発売価格:1,520円
内容:往復割引乗車券、犬山城入場券、クーポンなどが含まれます。
発売価格:980円
※片道乗車券
発売価格:910円
※片道乗車券
発売価格:3,960円
内容:往復乗車券とバスのフリーパス、入場券などがあります。
今後の展開
このQRコードを利用したデジタルチケットは、今後新商品の開発に向けて段階的に検討が進められる予定です。
導入されるQRコードは、(株)デンソーウェーブの登録商標です。
この実証実験が成功すれば、愛知県内の交通機関利用者にとって、より便利で快適な移動手段が実現することが期待されています。