ラストワンマイル協同組合が誇る「情熱運賃」
東京都府中市に本拠を置くラストワンマイル協同組合(理事長:志村直純)は、顧客への感謝を込めて新たな配送サービス「情熱運賃」を導入することを発表しました。これは、業界最安値に挑戦し、さまざまなニーズに応えるために、宅配ミニのサイズと単価を見直す狙いがあります。
「宅配ミニ」の進化
「宅配ミニ」は、従来、三辺合計が55cm以下、重さ1.5kg以下の荷物を320円(税込)で全国の関東・中京・関西エリアで配送してきました。このサービスは2024年3月にトライアルを開始し、好評を得て6月から本格運用に入るとともに、配送エリアを拡大。その中で、確かな運用体制と配送品質を証明してきました。
しかし、最近の物流業界では運賃値上げの動きが広がり、利便性が求められる中、安価で簡便な「宅配ミニ」の需要は高まる一方です。そこで、夏から導入予定の「情熱運賃」を通じて、顧客にさらなる恩恵をもたらすことを目指しています。
情熱運賃の具体的な変更点
「情熱運賃」では、まず単価面での見直しが図られ、契約条件によっては320円よりも安価な料金でサービスを提供することが可能になります。これは荷物のサイズや配送エリア、時間帯に応じて柔軟に対応することで、顧客ごとのニーズに合わせた最適な提案を実現します。
また、扱える荷物のサイズも従来より大きくなり、三辺の合計が60cmから100cm、重さは10kg以下の荷物も取り扱うことが可能に。条件次第では、これらを経済的に配送できる仕組みが整います。
背景にある物流業界の現状
国土交通省が発表した情報によれば、日本郵便に対する事業許可の取り消しの可能性が報じられ、同社の利用する車両の運行が大きく影響を受ける想定があります。これにより、EC物流や個人宅配サービスにおいても重大な影響が出る懸念があります。
このような背景がある中で、ラストワンマイル協同組合は新たな運賃制度「情熱運賃」の導入によって、安定した配送サービスを維持しつつ、業界全体への好影響をもたらすことに意欲を燃やしています。
未来への展望
今後、「宅配ミニ」の「情熱運賃」を活用し、2026年度には年間30万個の取り扱いを目指すとのこと。また、さらなるエリア拡大の計画もあり、顧客ニーズに応じた柔軟な対応を図っていくため、ラストワンマイル協同組合は「LCC配送ソリューション」の提供に向けて邁進していく姿勢です。
お問い合わせ先
ラストワンマイル協同組合へのお問い合わせやお見積もりは、以下の情報を利用して行うことができます。
この新しいサービスが顧客にどのようなメリットをもたらすのか、今後の展開にも注目です。ライバルが多い物流業界の中、ラストワンマイル協同組合は「EC配送の拡大」と「地域社会への貢献」の両立を目指しています。