アセットマネジメントOneがクロスオーバー投資戦略ファンド運用を開始

アセットマネジメントOneの新たな挑戦

2024年9月2日、アセットマネジメントOne株式会社（AM-One）が運用を開始した新しいファンド、「Japanese Equity Crossover Strategy」が注目を集めています。このファンドは、途上国における金融サービスの提供を目指す五常・アンド・カンパニー株式会社へ初めての投資を行いました。

五常・アンド・カンパニーとは？

五常・アンド・カンパニーは、アジアやアフリカの12カ国で幅広いマイクロファイナンス事業を展開しているホールディングカンパニーです。彼らは、2014年に設立され、金融包摂を実現することをミッションとして掲げています。特に、低価格で高品質な金融サービスを50カ国に提供することで、より多くの人々が金融の恩恵を受けられる未来を目指しています。

同社は2024年3月末時点で、1万人以上のグループ従業員を有し、顧客数は240万人を超えるまでに成長を遂げています。このような急成長の背景には、途上国において強い需要があるマイクロファイナンスの市場があるでしょう。

クロスオーバー投資戦略とその背景

AM-Oneによる「Japanese Equity Crossover Strategy」は、非上場企業への投資を行う新しい投資戦略ファンドです。本ファンドは、国際的な資本市場での資金調達を目指す企業に焦点を当てており、AM-Oneがインベストメントアドバイザーを務めるルクセンブルク籍ファンド「One-Premier Luxembourg Master SA SICAV-RAIF Crossover Capital Master Fund」と連携しています。

AM-Oneは本投資戦略を通じて、民間版世界銀行を目指す五常・アンド・カンパニーの事業成長を支援することを狙いとしています。金融包摂を広めるというこの意義深い取り組みに、AM-Oneは長期的な観点から積極的に貢献していく方針です。

投資の背景と将来への期待

米国やEU各国では、観光業や小規模商業の復興を支えるための資金が急務となっている今、このような新しい金融モデルが求められています。特に、途上国市場においては、金融サービスの提供が社会発展に直結する重要なテーマとなっており、五常・アンド・カンパニーの取り組みは、その点からも大きな注目を集めることでしょう。

本ファンドの立ち上げは、AM-Oneの投資家にとっても期待が高まる施策であり、今後の動向に目が離せません。マイクロファイナンスという新たな視点から、全球的な金融包摂を実現する未来が校れ‌هاییを見ることに期待が寄せられています。