1970年、日本の音楽シーンに衝撃を与えた歴史的なシングルが再び私たちの前に姿を現しました。日野皓正クインテットとフラワー・トラヴェリン・バンドの合作とも言えるこの「クラッシュ / ドゥープ」は、当時のジャズとニューロックという二つのジャンルが交錯した奇跡的な作品です。
ジャズとニューロックの出会い
日野皓正クインテットは、ジャズシーンを引っ張ってきたアーティストの一つであり、彼らの代表曲『ハイノロジー』は空前の大ヒットを記録しました。その後、「スネイク・ヒップ」などの作品でレアグルーヴの象徴としても知られています。一方、フラワー・トラヴェリン・バンドは、内田裕也のプロデュースのもと、グループ・サウンズのエッセンスを凝縮させた重要なバンドとして知られています。
伝説のシングル「クラッシュ / ドゥープ」
この両者が出会ったのが、7インチシングル「クラッシュ / ドゥープ」です。A面には、ジョー山中がその特異な声でシャウトする「クラッシュ」が収録され、B面では石間秀樹のシタールが幻想的に響く「ドゥープ」が展示されています。このシングルは、ジャズとニューロックの境界を超えた若者たちのエネルギーが交錯する作品として、音楽史に名を刻むこととなりました。
タクト・レーベルの偉業
また、同時にリイシューされるのが、タクト・レーベルによって制作されたサイケ・ジャズ・ロックの秘宝「ロック・オブ・ジョイ」です。このアルバムは、ジャズの要素を取り入れたロックアレンジとなっており、ファズ・ギターとハモンド・オルガンが一体となったサウンドが特徴です。作品の詳細は謎に包まれていますが、当時のジャズ・ロック人脈が参加していると考えられます。
アナログ盤再リリース情報
今回の再リリースは、2026年12月5日に予定されており、日野皓正クインテットとフラワー・トラヴェリン・バンドの7インチ「クラッシュ / ドゥープ」は、品番COKA-114、価格は2200円(税別)で販売されます。
このシングルは、1970年5月10日にオリジナルリリースされ、作曲は両曲ともに日野皓正によるものです。アートワークやジャケットも魅力的で、コレクションアイテムとしても価値があります。
サウンドの魅力
特に「クラッシュ」は、力強いビートと迫力のあるメロディが際立ち、ライブ演奏では観客を熱狂させること間違いなしです。一方「ドゥープ」は、その幻想的なシタールの音色が聴く者を非日常へと誘います。これら二つの楽曲が一つの盤に収められていることは、聴く人々にとって大きな喜びとなるでしょう。
まとめ
この「クラッシュ / ドゥープ」のリイシューは、70年代のニューロックとジャズ・ロックの橋渡しをする重要な作品であり、音楽ファンには欠かせない一枚となるでしょう。特にジャズとロックに興味がある方は、必ず手に取るべきアイテムです。再登場を期に、是非その魅力を味わってください。