矢代秋雄没後50年記念コンサート
2026年に、戦後日本の音楽界で重要な役割を果たした作曲家、矢代秋雄(1929-1976)の逝去からちょうど50年となります。この特別な年を迎えるにあたり、矢代の才能を再評価し、彼の音楽に触れる機会が設けられます。2026年10月18日(日)に浜離宮朝日ホールで開催される「矢代秋雄没後50年記念コンサート」では、彼の音楽作品を実演で楽しむことができます。
矢代秋雄とは
矢代秋雄は1929年に東京で生まれ、東京音楽学校を卒業した後、フランス政府の給費留学生としてパリ国立高等音楽院に留学しました。彼はナディア・ブーランジェやオリヴィエ・メシアンといった音楽界の巨匠たちに師事し、その影響を受けて独自の作曲スタイルを確立しました。帰国後は東京藝術大学で教授職に就き、後進の育成にも尽力しました。
音楽的な遺産
矢代の作品には、交響曲やピアノ協奏曲、チェロ協奏曲、その他さまざまな室内楽作品が含まれています。特に、彼の音楽は感情豊かであると同時に、一貫した構成が魅力とされています。作品の中には、50年近く経った今でも国内外の様々な演奏者に取り上げられるものも見受けられ、彼の音楽の普遍性を物語っています。
記念コンサートの詳細
コンサートのプログラムは、矢代秋雄の音楽を深く知ることができるものが揃っています。企画・構成を担当するのは、過去に矢代から直接指導を受けたピアニストで文筆家の青柳いづみこです。共演者には、田所光之マルセル(ピアノ)、多久和怜子・占部智美(フルート)など、彼の作品の演奏にふさわしいアーティストたちが揃っています。プログラムの中には、1945年の「ピアノのためのソナチネ」や1958年の「2本のフルートとピアノのためのソナタ」など、矢代の代表的な作品が盛り込まれています。
出演者とプログラム:
- - 青柳いづみこ(企画・構成・ピアノ・お話)
- - 田所光之マルセル(ピアノ)
- - 多久和怜子・占部智美(フルート)
プログラム内容:
1. ピアノのためのソナチネ(1945)
2. ピアノ連弾のための古典組曲(1951)
3. 2本のフルートとピアノのためのソナタ(1958)
4. ノクチュルヌ(夜曲)(1947)
5. ミニ・レクチャー〈矢代秋雄のソナタとベートーヴェン「ソナタ op.109」〉
6. ピアノ・ソナタ(1961)
料金・チケット情報
チケットは全席指定で、税込4,500円となります。購入は朝日ホール・チケットセンターで可能です。問い合わせは、音楽之友社の出版局楽譜部にて受け付けています。
矢代秋雄の魅力を再発見
今回の記念コンサートは、矢代秋雄が残した音楽の魅力を再訪し、多くの方々にその素晴らしさを伝える絶好の機会です。音楽之友社は、特設ページ「矢代秋雄没後50年から生誕100年へ」を設けており、彼の代表作や彼の人物像に迫るコンテンツを展開しています。 詳細や新刊書籍の販売情報についてもここで確認できますので、ぜひご覧ください。
この特別な一夜、一流の演奏家たちによる矢代の作品を体験し、彼の音楽の新たな発見を楽しむことができる絶好の機会です。音楽ファンの皆様には見逃せないイベントとなることでしょう。