京都自死・自殺相談センターがふるさと納税を開始
認定NPO法人京都自死・自殺相談センター(通称:Sotto)は、京都府が推進する「ふるさと×NPO 京どねーしょん」の一環として、ふるさと納税の寄付受付を開始しました。この取り組みは、個人版や企業版のふるさと納税によって、より多くの方に支援者として参加していただける機会を提供します。
Sottoの活動内容
Sottoが掲げる目標は「自殺を止めること」ではなく、死にたいと感じている方々がその思いを語れる安全な場を提供することにあります。電話やメールでの相談、居場所の運営、相談員養成講座や支援者研修、さらには啓発活動など、多岐にわたる活動を展開しています。孤独や絶望によって苦しむ方々が相談できる場を守るためには、安定した資金が不可欠です。
ふるさと納税の仕組み
今回、Sottoはふるさと納税を通じて新たな資金調達の手段を得ました。寄付する方の実質負担は2,000円で、寄付額の一部が税控除の対象となります。具体的には、寄付先として当センターを指定すると、集めた寄付金は相談事業や研修、居場所づくりなどに役立てられます。この仕組みにより、今まで支援を考える機会がなかった人々にも寄付を通じて参加していただけるようになりました。
未来への展望
ふるさと納税制度を利用して、Sottoはより多くの人々にその存在を知ってもらい、支援の手を差し伸べてもらうことを目指します。自殺防止に向けた啓発活動も更に強化し、地域社会全体で自殺問題に取り組むための環境づくりを進めていきます。
この新たな寄付制度についての詳細は、「ふるさと×NPO 京どねーしょん」の公式ページで確認できます。ぜひ一緒に、自殺を考える方々に寄り添う活動を応援していきましょう。