照明器具「DIG-DUG」
2022-10-20 10:32:56

大地と炎の記憶を宿す照明器具「DIG-DUG」展示会開催

照明器具「DIG-DUG」展示会のご紹介



日本の新進気鋭なデザイナー、進藤篤氏が創り出した「DIG-DUG」は、オーダーメイドのタイルメーカー、織部製陶株式会社とのコラボレーションによる照明器具です。この作品は、時を超えて大地や炎の記憶を感じさせる独特のデザインが特徴であり、2022年10月21日から30日までブルーボトルコーヒー六本木カフェで展示会が開催されます。

大地と炎の記憶



「DIG-DUG」は、陶器の製作に用いられる「クレイマイスター仕上」という技術により完成された照明器具です。この技術は、固ることで焼成される煉瓦の基本に根ざしており、古の時代に先人たちが土と火のエネルギーを感じながら素材を扱っていた姿を想起させます。デザインオブジェクトとして、現代の住宅空間に美しさと温かみを提供する役割を担っています。

本展示会では、赤色の「AKANE」、茶色の「KOGARE」、黒色の「YORU」という三つの作品が展示され、各作品は独自のアプローチで「大地の力強さ」を表現しています。進藤氏は、泥土が持つ自然な美しさを引き出すことを目指し、可能な限りシンプルなデザインに仕上げました。

陶器製造の特性



作品は全て手作業で製作されており、48時間かけて乾燥させた陶土を高温で焼成することで得られる独特の風合いが魅力です。焼成温度は1320度に達し、土の温かさを反映した深い色合いが特徴です。特に、光に当たった時の表情は、まるで大地自身が息づいているかのような感覚を演出します。

なるべく自然な形状を重視したデザインは、1960年代後半から70年代前半の日本の美術運動「もの派」に影響を受けています。デザイナー進藤氏自身も、この時代の作品からインスパイアを受け、土の質感や空間的な表現を大切にしながらアートを創造しています。

展示会詳細



本展示会は入場無料で、どなたでもご参加いただけます。また、コロナウイルス感染症の影響を考慮し、会場では安全対策が施されています。会期は2022年10月21日から30日で8:00から20:00の間で開催され、場所はブルーボトルコーヒー六本木カフェとなります。


この機会に、進藤篤氏と織部製陶株式会社が手掛けたライティングオブジェクト「DIG-DUG」を体感し、土や炎がもたらす原初の美しさを感じてみてはいかがでしょうか。

会社情報

会社名
織部製陶株式会社
住所
兵庫県尼崎市神田南通3-69-2
電話番号
06-6419-4441

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