天草工業高校が消防本部新シンボルマークをデザイン支援

地域と未来をつなぐ新たなシンボル

株式会社ORENDA WORLDが支援した、天草工業高校のCG系列生徒が制作した新しいシンボルマークが、天草広域連合消防本部の広報活動に新しい風を吹き込むこととなります。このプロジェクトは、地域社会の活性化と若者の創造力を育成することを目的としています。

プロジェクト背景

熊本県に位置する天草工業高校情報技術科CG系列は、特にデジタルコンテンツ制作の技術を学ぶ専門課程で、多くの才能豊かな若者を育成しています。こうした学校との連携が、地域の消防行政に役立てられるという背景のもと、天草広域連合消防本部は新しいシンボルマークのデザインを同校に依頼しました。

ORENDA WORLDは、地域に密着した企業として、これらの教育機関と行政との協力を通じ、次世代の才能を育む努力をしています。この取り組みは、地域住民が消防行政をより身近に感じられることも狙っており、広報活動の充実にも寄与します。

シンボルマークの制作経緯

このプロジェクトには、天草工業高校のCG系列生徒11名が参加しました。彼らは独創的なデザイン案を36点も提出し、その中から消防職員の投票によって脇川妃菜乃さんの作品が選ばれました。選ばれたデザインは、天草地域の「人や自然、文化のつながり」をテーマにしており、地域住民への親しみも感じられる内容です。

デザインコンセプトの特徴

脇川さんのデザインは、天草五橋と最近開通した天草未来大橋を六角形で表現し、その外側で天草の島々を表しています。また、内側には天草の美しい海を意識した青色が使われ、消防の力強さを表す赤と白が配色されています。これにより、地域の特性と消防本部の使命が見事に融合したデザインとなっています。

現場の反響と感謝状贈呈式

2025年7月10日、天草工業高校で感謝状贈呈式が行われ、天草広域連合消防本部の戸村羊士消防長が生徒たちに向けて「消防の広報活動の充実に向け、末永く活用する」との謝辞が述べられました。この式典は、地域と若者の絆を深める重要な瞬間となり、市民への消防行政の広報活動の新たなスタートでもありました。

ORENDA WORLDの理念と未来展望

ORENDA WORLDは「テクノロジーで社会を豊かにする」というビジョンを掲げています。今回の支援は、地域社会への貢献を追求し、将来的にはより多くの若者が地域に貢献できるような環境作りを目指します。新しいシンボルマークは7月から上天草市の北消防署に配備される計画で、消防車やソーシャルメディア、名刺などで広く活用されます。

教育機関との連携を重視

一般社団法人デジタルアート天草の活動も同様に重要で、天草工業高校との連携を通じ、地域の持続可能な発展に寄与しています。これらの取り組みにより、次世代のクリエイターを育て、一緒に地域の魅力を発信していくことがORENDA WORLDの目標です。

地域と若者、そして技術が交差することで新たな価値が生まれる時代。今後もORENDA WORLDはこの志を持ち続け、地域との共生を進めていきます。