物語と推し活展
2025-10-10 16:31:47

大谷大学博物館特別展:物語の広がりと推し活の起源探求

特別展『物語を伝える絵とことば』開催のお知らせ



大谷大学(京都市北区)は、2025年10月11日から11月29日までの期間に、特別展『物語を伝える絵とことば』を開催します。この展覧会の企画は、物語の表現の変化を追求し、それが人々にどのように受け入れられてきたかを探るものです。

展覧会の背景と意義


本展覧会では、室町時代の絵巻や奈良絵本、絵入り版本といった資料を用いて、物語表現の歴史的変遷を時系列で辿ります。かつて貴族や寺院といった限られた層のもとで伝えられていた物語が、どのように一般大衆に開かれ、キャラクター中心の「推し」的な愛好が生まれるに至ったのか。この過程を通じて、日本文化における「推し活の始まり」を実感できることでしょう。

展覧会において展示される作品の中には、唯一無二の史料として評価される「よしつねあづまくだり物語」や「胡蝶」の奈良絵本が含まれています。これらの作品は大谷大学博物館でしか見ることができない貴重な資料です。

特別講義と展示の見どころ


開催にあたって、大谷大学文学部文学科の佐藤愛弓教授が特別講義を実施する予定です。教授は、物語が社会の中でどのように伝播し、受容されてきたのかを考察し、その過程を追うことが今日の「推し活」へどのように繋がるかを解説します。この授業を通して、観覧者の皆さんには、特定のキャラクターや物語への共感の感覚を深めていただけることを期待しています。

展示作品の一部


展覧会には、以下のような作品が展示される予定です(予定、変更の可能性あり)。
  • - 鉢かづき(奈良絵本)
  • - 中将姫一代記(奈良絵本)
  • - 破来頓等絵巻
これらの作品は、前期および後期に分けて展示される予定です。

開催概要


  • - 会期:2025年10月11日(土)〜11月29日(土)
  • - 開館時間:午前10時〜午後5時 (入館は閉館30分前まで)
  • - 休館日:日曜日・月曜日・祝日(ただし、特定の休日には開館します)
  • - 観覧料:一般・大学生:500円
  • - 場所:大谷大学博物館

お越しいただいた全ての方に、日本文学の魅力を体感し、表現の変化を通じて「推し活」について新たな視点を得ていただけることを願っています。会場での展覧会や特別講義を通じて、皆様とお会いできることを楽しみにしております。

大谷大学博物館について


大谷大学博物館は、貴重な典籍や考古遺物、民俗資料を所蔵し、地域に向けた年4回の企画展や年1回の特別展を提供しています。訪れることで、文化財を身近に感じることができる貴重な機会となるでしょう。

公式サイトでは、より詳しい情報を発信していますので、ぜひご覧ください:大谷大学博物館特別展


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会社情報

会社名
学校法人真宗大谷学園 大谷大学
住所
京都府京都市北区小山上総町
電話番号

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