VRで防災教育を進化させるMeta Heroesの新しい取り組み
株式会社Meta Heroesは、防災の日である9月1日に合わせてVR空間で防災訓練や教育を行う新たなパッケージを発表しました。この新パッケージは、VRSNS「Resonite」を基盤に、参加者の行動や視線をログとして記録し、そのデータをダッシュボードで可視化する仕組みを提供します。これにより、訓練後の効果測定と改善のサイクルが可能となり、より実効性のある防災教育を実現します。
防災に取り組む理由
Meta Heroesは「教育や社会啓発は“継続と改善”の仕組みがあってこそ広がる」という理念のもと、防災を重要なテーマとして取り組んでいます。特に、2025年5月に開催される大阪・関西万博のEXPOホールで主催された「防災万博」は、その象徴的な活動の一つです。このイベントには全国から153の自治体や教育機関が後援し、延べ14,622人が来場しました。この経験から、防災知識を一過性のものにせず、持続可能な社会に根付かせる仕組みが必要であると痛感しました。
新パッケージの特徴
新たに導入される「Resonite×防災訓練パッケージ」では、以下のような機能を提供する予定です。
- - 行動・視線ログの収集と可視化
- - 群衆AIや多主体シナリオの実装
- - ダッシュボードによる効果測定のサポート
- - XRゲーム型防災教育シナリオの活用
- - LBE(Location Based Entertainment)とのハイブリッド運用
これにより、自治体や鉄道事業者の避難訓練、教育現場での学習、そして観光や商業施設での安全啓発に広く利用される計画です。
社会背景と運用フレーム
現在、Meta Heroesは「教育×防災×創生」を総合的に支援する取り組みを進めています。特に、以下の技術を取り入れて効果測定を意識した運用フレームを構築中です。
- - 3D空間での非同期コミュニケーション機能
- - 行動と視線のトラッキング
- - 防災シナリオの拡張(群衆AIと多主体シナリオ)
- - ゲーミフィケーションを活用した選択/分岐型のXRゲームシナリオ
これにより、防災訓練や啓発施策が単発的ではなく、継続的に改善可能なデータドリブンなアプローチへの転換を目指しています。さらに、リアリティある体験を提供するため、物理的な訓練装置やセンサとVR空間を同期させた運用も視野に入れています。
Resoniteについて
「Resonite」は、VR空間内で手軽にワールド制作やアバターの編集が可能な次世代メタバースです。特に、ビジュアルスクリプティングやリアルタイムの共同作業機能により、従来の開発環境に依存せず自由に創作活動が行えます。このプラットフォームのさらなる機能追加やアップデートが期待されており、注目を集めています。
未来への展望
Meta Heroesは、自治体や企業、教育機関との共同プロジェクトを通じて、実際の運用現場に応じたシナリオ設計や効果測定を開発しています。この新しい防災教育モデルは、将来的には観光や交通、企業研修など様々な分野に拡張可能です。国内外での「XR活用型訓練・啓発の標準モデル」の構築を目指し、持続的な社会的価値の提供を進めていきます。
お問い合わせ
本件に関する詳細は、株式会社Meta Heroesの広報担当者 木原 未貴までお問い合わせください。メールアドレスは
[email protected] です。
防災の日について
防災の日は、1923年の関東大震災を教訓に毎年9月1日に設立され、全国で防災訓練や啓発活動が行われています。この日は、防災意識を高める重要な機会となっています。Meta Heroesはこの日を通じて、革新的な防災教育への取り組みを発表し続けています。