米ロビンがネクタイ業界に起こす革命
米イングリッシュロビンが、閉鎖的とされるネクタイ業界に新しい風を吹き込むべく、日本市場向けのネクタイ専門オンラインショップ「ネクタイジャパン」(
http://www.necktiejapan.com)を開設しました。この取り組みは、アジア地域で最大級のオンラインネクタイストアを目指しており、今後の展開に期待が寄せられています。
現在のアメリカでは、カジュアルな職場環境が広がり、ノーネクタイが主流となっています。ただし、この傾向に関わらず、ネクタイの市場は依然として堅調で、特に弁護士や金融機関などのフォーマルな職業では依然としてネクタイが重視されています。また、パーティーや特別なイベントでも必須アイテムの一つとして、その需要は根強いのです。
社長のタイイチ・フォックス氏は、「ノーネクタイの流行だからといって、ネクタイ業界を悲観する必要はない」と考えています。むしろアイデアを出し合い、消費者が魅力を感じるネクタイの開発に注力すべきだとのこと。特に、彼は「日本のネクタイは相対的に暗いものが多く見受けられる。将来的には、日本でもノーネクタイからクールビズへの流れが進展する可能性が高い」と語りました。
「ネクタイジャパン」では、職業に特化したネクタイの他にも、ユニークで面白いデザインのネクタイが揃っています。ギターの形をしたネクタイ、動物デザインのネクタイ、人気キャラクターを施したネクタイ、さらにはクリスマスをテーマにしたものまで、多彩なラインナップを展開しています。これらは単なるファッションアイテムにとどまらず、思わず着用したくなるような楽しさにあふれています。
今後、「ネクタイジャパン」は毎週50本以上の新作ネクタイを追加する計画で、2009年度の売上目標は3億円を設定しています。また、現在は日本国内の販売パートナーも募集しており、2008年度には中国市場への進出も視野に入れています。
米ロビン社は、コロラド州に本社を置くIT・不動産開発投資グループで、現在はアジア太平洋地域の投資を重視しています。彼らの新しい試みが業界にどのような影響をもたらし、消費者にどのように受け入れられるかが注目です。
この新しいネットショップが、ネクタイの価値を再定義し、新たなファッションのムーブメントを生み出すことが期待されます。これからの展開にぜひ注目してみてください。