横須賀美術館で開催される瑛九の全画業を辿る回顧展

瑛九 ―まなざしのその先に― 展覧会概要

横須賀美術館にて、1911年に生まれ1960年に没した芸術家・瑛九の特別回顧展「瑛九 ―まなざしのその先に―」が開催されます。この展覧会は、彼の多岐にわたる表現活動と思索の軌跡をたどる貴重な機会です。

瑛九は、油彩画だけでなく、版画や写真といった他の形式でも活躍しました。彼の作品は、印象派、シュルレアリスム、キュビスムといった様々な流派から影響を受けながら、常に進化を遂げていきました。その結果、彼は革新的な作風を持つ現代のアーティストとして名を馳せました。また、芸術に対する批判的視点を持ち続け、社会や美術に関する評論活動にも力を入れました。

彼の影響力は計り知れず、同時代のアーティストや後輩たちにも大きな影響を与えました。彼が設立した「デモクラート美術家協会」は、彼の指導者としての資質を示す証でもあります。

本展では、瑛九の展覧会において、初期の作品から謎のままに終わった絶筆まで、約100点の多彩な作品が展示されます。特に、瑛九自身が自らの理想とする美を追求し続けた過程を垣間見ることができる珍しい機会となっております。

「瑛九 ―まなざしのその先に―」展は、2024年9月14日から11月4日までの期間、横須賀美術館で開催されます。開館時間は午前10時から午後6時までですが、10月7日には休館日となっていますので、訪問を予定している方はご注意ください。

入館料は一般1,300円（団体料金1,040円）、また高大生・65歳以上の方は1,100円（団体料金880円）、中学生以下は無料となっています。さらに、身体障害者手帳などをお持ちの方や、その付き添いの方1名も入館料が免除されるという配慮もあります。また、11月3日には文化の日を記念した無料観覧日も設けられています。

この展覧会は、横須賀美術館が主催し、特別協力には宮崎県立美術館、出品協力には東京国立近代美術館が名を連ねており、瑛九の全画業を紹介するための着実な取り組みが期待されます。

もし観覧を計画されている方は、ぜひ事前に横須賀美術館のウェブサイトもご覧ください。また、問い合わせを行いたい方は、横須賀市コールセンター（046-822-4000）に連絡することも可能です。美術愛好家や瑛九のファンにとって、見逃せない展覧会となること間違いなしです。ぜひ足を運び、瑛九の芸術に触れてみてください。