ペッツファースト、2025年の流通報告と健康管理施策
ペッツファーストホールディングス株式会社は、2025年の流通過程における重要な指標を報告しました。「Pets always come first」という理念のもと、ペットの流通において不安が残らない仕組みの追求が行われています。
流通と譲渡の実績
2025年に契約ブリーダーから引き受けたペットの頭数は20,102頭で、通年で19,586頭が販売され、解約数は125頭に留まりました。この数字は、業界の健全性を示す一つの指標と言えるでしょう。
特に、里親譲渡に関しても注目されるべきです。Pʼs-firstからは87頭、ペットケア&アダプションセンター日光からは37頭、合計124頭の里親譲渡が実施されており、月平均で10頭の譲渡が行われています。販売だけでなく、譲渡についても力を入れていることが伺えます。
12月末時点で、ペットケア&アダプションセンター日光には79頭が生活しており、特に治療を終えた犬や猫が里親を募集中です。毎月80頭の平均在籍が確認されており、引き続き健康で幸せな生活が提供されています。
健康管理と死亡事故の分析
2025年は、全体で239頭の死亡事故が発生し、死亡率は1.19%に達しました。主な死亡原因は呼吸器疾患や消化器疾患、感染症など多岐にわたります。特に呼吸器疾患では68頭が関与し、28.5%を占めました。
ペッツファーストでは「死亡事故ゼロ」を目指す取り組みを強化。具体的には、獣医師による「死亡事故ゼロプロジェクト」を立ち上げ、要因分析と対策を進めています。また、60日齢以上のペット取引も実現し、健康リスクの低減に寄与しています。さらに、遺伝子病検査を導入し繁殖段階から病気予防に取り組んでおり、子犬・子猫の遺伝子病検査を自社ラボで行う施策を始めているとのことです。
新たな施策
2025年8月からは、オンライン診療の試験運用も開始しました。店舗にいながら専門的な医療マネジメントが可能になり、従来よりも迅速に獣医師の診察を受けることができる体制が強化されました。この試みは、ペットの健康状態を把握しやすくし、早期発見・早期治療につながっています。
加えて、ペッツファーストでは東京ウェルネス管理センターにおいて、定期的に専門家による視察も行っており、ペットが快適に過ごせる環境創りに注力。疾患予防にも関連し、環境の整備が進められています。
今後に向けての展望
2026年以降も、ペッツファーストは「死亡事故ゼロ」を目指し、更なる改善策を模索していく方向です。企業として「これで十分」と考えることはなく、新たな課題に応じた対策を進めていくことにあります。
日本獣医生命科学大学との共同研究を通じて、集団飼養の改善と動物福祉向上を図っており、ペットの健康状態の改善を追求しています。すべてのペットが幸せな一生を送れるような社会の実現に向け、持続的に努力し続ける姿勢が強調されます。
まとめ
ペッツファーストは2025年のデータを基に、流通過程とともに健康管理施策についても徹底した検証を行っています。ペットの命を扱う企業として、社会的責任を果たしつつ、今後の取り組みにも期待が寄せられます。