家族みんなで夢の時間を!
2025年10月22日(水)、東京の浅草花やしきで特別なイベント「ドリームナイト・アット・ザ・花やしき」が開催されます。このイベントは、障害や医療的ケアを必要とする子どもたちとそのご家族に向けられており、企業の寄付により40家庭が無料で招待されることとなっています。今回のイベントの趣旨は、外出に不安を感じている多くの家庭に対する支援と、地域社会における多様な体験の提供です。
イベントの背景
認定NPO法人フローレンスと特定非営利活動法人EPOが共催するこのイベントでは、障害児や医療的ケア児家庭が外出時に抱えるさまざまな課題に応じた取り組みが行われています。多くの家族が「バギーが通れる道が少ない」「安心して医療的ケアができる場所が見つからない」といった声を寄せており、これらの課題を解決するためにこのイベントが展開されています。
安心して楽しめる貸切体験
「ドリームナイト・アット・ザ・花やしき」では、障害を抱えるお子さんを含めたご家族全員を招待します。遊園地のアトラクションを貸切で楽しむことができるため、誰もが安心して遊ぶことができ、これまで外出をためらっていた兄弟姉妹も一緒に楽しむことができる貴重な機会です。
無料招待の実現
今回のイベントが実現した背景には、企業からの寄付があります。協賛企業が協力することで、40家庭の無料招待が可能になりました。これは、障害児や医療的ケア児家庭に対する理解と支援の輪が広がっていることを示しています。
サポート制度の充実
当日は、フローレンスやEPOから看護師や保育士のスタッフが参加し、アトラクションの利用をサポートします。これにより、医療的なケアが必要なお子さまにとっても、安心して楽しむことができる環境が整います。施設のバリアフリー化だけでなく、ソフト面での支援による新しい形のバリアフリーの実現を目指します。
協力企業・団体
本イベントには、TAGクリエイト株式会社や株式会社 日本ギャップ解決研究所、プラタナス株式会社など、さまざまな企業が協賛しています。また、東京都福祉局や台東区福祉部、一般社団法人 浅草観光連盟が後援として関わり、地域全体でこの取り組みを支えています。
フローレンスとは
フローレンスは「こどもたちのために、日本を変える」という理念のもと、国内で最も大規模な認定NPO法人として、こどもたちが直面するさまざまな課題解決に取り組んでいます。病児保育や虐待の防止、貧困層への支援など、多岐にわたる活動を展開しています。
EPOの活動
特定非営利活動法人EPOは、重症心身障がい児の通所施設「ここね」を運営し、多くの家族に対する支援に特化しています。2023年には新たに「COCOLON」というコミュニティを立ち上げ、障害を抱えるお子さんとそのご家族を結びつける活動も開始しています。
結びに
「ドリームナイト・アット・ザ・花やしき」は、障害を抱える子どもたちやそのご家族に素晴らしい体験を提供する機会となります。社会全体が共に支え合い、すべての子どもたちが自由に遊ぶことができる社会を実現するための大切な一歩です。