NECプラットフォームズ、処理性能向上させたエッジコンピューティング向け新型コントローラ発表
NECプラットフォームズは、省スペースで高い演算性能を誇る新型コンパクトボックス型コントローラを2024年11月29日に発売開始しました。エッジコンピューティング市場の拡大に対応し、企業のDX化を支援する製品として注目されています。
従来機を上回る処理性能
新機種は、インテル第13世代CPU (Raptor Lake-S Embedded) を採用。従来機種のインテル第8世代CPU (Coffee Lake-S) と比較して、CPUベンチマークテストの結果、2倍以上の性能向上を実現しています。PCI Express Gen4.0にも対応し、ハードウェア全体のパフォーマンスが大幅に向上しました。この向上により、AI処理など高度な演算処理が必要とされるエッジコンピューティング環境において、より効率的なデータ処理が可能になります。筐体サイズは従来機種と変わらず、省スペースでの導入を実現しています。
柔軟な保守体制とグローバル展開への対応
保守体制も拡充され、ユーザー自身による保守・メンテナンスが可能な「自営保守」を新たに導入。従来のセンドバック保守、オンサイト保守と合わせて、顧客ニーズに合わせた柔軟な保守サービスを提供します。また、故障部品の交換単位を細かく設定することで、保守コストの削減にも貢献します。さらに、海外市場への進出を見据え、各国の認証・法規制に準拠した規格取得にも対応予定です。これにより、グローバルな展開を目指す企業にとって、大きなメリットとなります。
エッジコンピューティング市場における競争優位性
IoTデバイスの増加に伴い、エッジコンピューティングの重要性はますます高まっています。NECプラットフォームズの新製品は、その市場ニーズを的確に捉え、高い演算性能と柔軟な保守体制、そしてグローバル展開への対応という、3つの大きな強みを備えています。この製品は、エッジコンピューティング市場におけるNECプラットフォームズの競争力をさらに強化するだけでなく、多くの企業のDX化を加速させる力となるでしょう。
まとめ
NECプラットフォームズの新製品は、エッジコンピューティングにおける課題解決に大きく貢献する、革新的なコントローラです。高い処理能力と柔軟な保守体制、そしてグローバル展開への対応により、幅広い業界の企業にとって、魅力的な選択肢となることが期待されます。今後の展開にも注目していきましょう。
製品概要
製品名: インテル® 製プロセッサー搭載モデル(G210品)
販売価格: 244,100円~(税別)
出荷開始時期: 2024年11月29日
販売目標: 1年間で10,000台
展示情報
NECプラットフォームズは、本製品を「EdgeTech+ 2024」(会期:11/20(水)~22(金)、会場:パシフィコ横浜)にて展示しています。