SVP東京が2024年度の投資先を発表
特定非営利活動法人ソーシャルベンチャー・パートナーズ東京(SVP東京)は、2024年度の投資先として4つの団体を選定したことを発表しました。SVP東京は社会起業家の取り組みを支援し、持続可能な社会を目指す企業です。このサポートを通じて、挑戦的な問題に対処することを目指しています。
選定された4団体の紹介
今回選ばれた団体は以下の通りです:
1.
青草の原(東京都新宿区)
活動内容: 自らの居場所づくりを推進し、特に社会的に孤立しやすい人々(ひとり親、家庭不和を抱える人々など)への支援を行っています。独自の居場所「れもんハウス」を拠点に、地域の人々との結びつきを強化する活動も展開。
2.
日本承継寄付協会(東京都文京区)
活動内容: 遺贈寄付を日本に普及させるための取り組みを行い、思いやりの循環を促進する文化を根付かせようとしています。各種活動を通じて社会貢献の選択肢を広げています。
3.
夢育て(東京都世田谷区)
活動内容: 知的・発達障がいのある方々に対し、ユニバーサルな農園と学校を提供し、質の高い教育を通じて成長の機会を提供しています。地域との関わりを大切にし、地域社会の発展にも寄与。
4.
リカバリー(北海道札幌市)
活動内容: 依存症や暴力を経た女性たちを支援し、尊厳のある生活を実現するためのサービスを展開。ジェンダーに基づく視点を取り入れたサポート体制を構築しています。
この4団体には、2024年10月から最大2年間にわたり、各年100万円と経営支援が提供されることになっています。
SVP東京の役割
SVP東京は、2003年の設立以来、革新的な社会起業家を支援する活動を行ってきました。特に、資金提供だけでなく、ビジネスパーソンからなる「パートナー」が経営支援を行うことで、組織の成長を促進します。パートナーたちはそれぞれ得意分野を活かし、経営コンサルティングやIT支援など、多様な面から団体のバックアップを行っています。
このように、SVP東京は単なる資金提供にとどまらず、実際に団体の運営に関与することで、実効性のある支援を行っています。
今後の展望
SVP東京の今後の目標は、周囲からの支援をさらに拡大し、社会課題への対応策を強化することです。選定された団体と共に、より良い社会の実現に向けて活動を推進していく所存です。これらの取り組みを通じて、社会全体の意識改革や制度の見直しにもつながることを期待しています。SVP東京は、組織としての成長のみならず、社会へのポジティブなインパクトを与えることを更なる目指しています。
SVP東京は20周年を迎え、今後もその活動を続け、より多くの人々に愛される組織であり続けるために努めていきます。