SRHR for ALLアクション!セプテンバーキャンペーンがスタート
公益財団法人ジョイセフは新しく立ち上げた「SRHR for ALLアクション!」の一環として、2025年9月に「SRHRをすべての人に」キャンペーンを実施します。このキャンペーンでは、国際セクシュアルヘルス・デー(9月4日)、世界避妊デー(9月26日)、国際セーフアボーションデー(9月28日)といった重要な日を通じて、性と生殖に関する健康と権利(SRHR)の重要性を広めることを目的としています。
SRHRはすべての人々の基本的な権利であり、正確な情報と医療にアクセスする権利を含んでいます。しかし、日本ではこのテーマに関する議論が未だにタブーとされている場面が多く、教育や情報提供の不足が問題視されています。ここで、ジョイセフは市民参加型のイベントとメディア向けの勉強会を通じて、性教育や避妊、中絶、LGBTQ+、障害女性、移民女性、そしてジェンダーに基づく暴力という多様な課題に取り組み、社会に新しい視点を提供することを目指します。
イベントについて
イベントは、9月4日(木)に東京の水道橋でメディア勉強会を開催します。この勉強会では、SRHRに関する最新の情報と課題を取り上げ、専門家からの解説を通じてメディア関係者と交流します。
アジェンダの内容
メディア向け勉強会は、SRHRに関連する様々な団体や専門家が参加し、以下のテーマが取り上げられます:
- - SRHR for ALLアクションに関する最新ニュース
- - 性教育の重要性と日本における現状
- - LGBTQ+の権利や中絶に関する問題
- - 障害者等特定のグループへの配慮
誰もが知るべきSRHRの重要性
日本においてSRHRの理解が浸透していない状況が続いているため、安心して自らの身体についての決定を行うためには、多くの人々がSRHRについて学ぶ必要があります。勉強会を通じて、参加者はそれぞれの課題についての情報を深め、社会においてこの重要なトピックがクローズアップされることを期待しています。
対面交流の機会も
勉強会後の交流会を通じて、参加者同士で知識や経験をシェアし合う場も設けられています。この機会を活かし、より広範なネットワークを構築し、多様な意見や考えを持ち寄ることで、これからの社会の課題解決に向けての新たな取り組みが生まれることを願っています。
さらなるイベントも開催予定
このキャンペーンでは、続く週末に様々なイベントを予定しています。9月26日には「SRHR Movie Night」を開催し、8日には女性特化のワークショップ、さらには9月27日にはSRHRに関するリレーイベントも実施予定です。多様な立場の人々が集い、お互いに理解し合いながら、未来への希望を見出していく流れが見込まれます。
社会におけるSRHRの重要性を再認識し、共に活動する仲間を増やすことが、誰もが安心して自らの身体を大切にする未来につながります。このキャンペーンを通じて全ての人々にSRHRの理解が広まることを期待しています。