ブリングアウトと日本M&Aセンターが結んだ業務提携について
株式会社ブリングアウト(東京都中央区、社長:中野 慧)は、日本M&Aセンター(東京都千代田区、社長:竹内 直樹)との資本業務提携を行うことを発表しました。この提携は、AI技術を駆使して対話データを解析し、ビジネスに革新をもたらすことを目指しています。
提携の背景と目的
ブリングアウトは、「対話をデータ化して経営を変革する」ことを旨としており、商談時の対話データを収集・解析するAI活用の商談解析ツール「Bring Out」を提供しています。このツールにより、従来では収集が難しかった社内外の対話情報を一元管理し、CRMへの蓄積までをワンストップで行うことができます。これにより、営業活動のDX化を進め、M&Aの成約率向上を支援します。
日本M&Aセンターは、2022年から「Bring Out」を導入し、活用しています。このツールを通じて、約600名のコンサルタントが集めた譲渡理由や事業内容の音声データから重要な情報を解析し、商談データを可視化することで、お客様により合った提案ができるよう努めています。この提携により、日本M&Aセンターの長年の経験やノウハウを、ブリングアウトの生成AI技術と組み合わせて新たな価値を生み出す仕組みを構築します。
新たな価値創造の計画
この提携を通じて、対話情報を視覚化・分析し、属人的になりがちな情報を合理化することが可能になります。これにより、営業活動が効率化され、生産性が向上し、さらにはM&Aの成約率もさらに高まると期待されています。
音声データの録音については、商談に参加するすべての人間からの同意を取得し、「日本M&Aセンター個人情報保護方針」に従い、その使用範囲を定めています。当該情報は、業務遂行の目的にのみ使用されるため、個人情報や機密情報の保護はしっかりとされています。
経営者の声
日本M&Aセンターの竹内社長は、対話解析ツール「Bring Out」が、顧客に最高のM&Aを提供するための重要な要素であると強調します。これまでの議論を経て、AI技術の向上や社内制度の刷新によって、描いていたビジョンが実現に向かっていると語りました。提携を通じて、お互いの強みを生かして、業務生産性を一層向上させ、M&A仲介事業を加速しようとしています。
ブリングアウトの中野社長もこの提携に対する期待を述べており、検証データをもとに議論を重ねてきたことで、サービスが機能的にも運営的にも進化したことを実感しています。この新たな資本業務提携により、より深くお客様のニーズに応え、M&Aを通じて企業の発展に寄与していく所存です。
企業概要
日本M&Aセンターホールディングス
- - 本社所在地:東京都千代田区丸の内
- - 設立:1991年
- - 事業内容:グループ会社の経営管理など
- - 取り扱い記録:2023年においてM&Aフィナンシャルアドバイザリー業務の最多取り扱い企業としてギネス世界記録™に認定
ブリングアウト
- - 本社所在地:東京都中央区銀座
- - 設立:2020年
- - 事業内容:対話データ解析サービスの提供
- - 選出実績:日経クロストレンド「未来の市場をつくる100社(2025年)」、週刊東洋経済「すごいベンチャー100(2024年)」に選出
この提携は、AIがビジネスに革命をもたらす新しいステージへの一歩です。今後の進展に期待が高まる中、両社の取り組みに注目が集まります。