地域とともに未来を創る「Social Challenge Program」始動
2026年7月、福岡に本社を置く株式会社ボーダレス・ジャパンと京都に位置する立命館大学が、新たな共同プログラム「Social Challenge Program」を立ち上げることが発表された。このプログラムの主な目的は、学生が社会課題を自らの問題として捉え、積極的に行動する「創発性人材」の育成にある。
このプログラムが実施される背景には、近年の社会情勢がある。知識の習得のみならず、現実の社会で直面する多様な課題に目を向け、共に協力して解決していく力が求められている。しかし、SDGsやサステナビリティについて学ぶ機会が増える中で、実際に行動に移す機会はまだ十分ではないという現状がある。
立命館大学は、次世代の研究大学として「イノベーション・創発性人材の育成」を促進するため、社会課題の発見と解決を重視した教育と研究の連携を強化している。一方で、ボーダレス・ジャパンは世界各地でのソーシャルビジネスのグローバルな展開を通じ、数多くの実践者を輩出してきた。両者の連携により、学生たちが社会課題に取り組む実際のロールモデルと出会い、自らの価値観を模索しながら行動に結び付ける新たな機会が創出される。
プログラムの詳細内容
「Social Challenge Program」は、学生が単に社会課題を学ぶだけではなく、自分なりの問いを投げかけ、仲間と共に行動する体験を重視した実践型プログラムである。プログラムは主に2つのステップから構成される。
STEP1: 社会課題との出会い
このプログラムの初回イベントは、2026年7月27日に立命館大学大阪いばらきキャンパスで開催される。社会課題やソーシャルビジネスに興味を持つ学生を対象に、キックオフイベントが予定されている。ボーダレスアカデミー代表が講義を行い、実体験を持つ実践者との対話を通じて、学生は自らがどのようなテーマに興味を持ち、どのように行動するのかを考えるきっかけを得る。
STEP2: 仲間との企画に挑戦
STEP1に参加した学生の中から選ばれた20名は、2026年8月から2027年1月にかけて、社会課題に関する企画を立案し実行に移す。その過程でボーダレス・ジャパンのメンバーと共に、社会課題を広めるための情報発信やイベント運営に挑む経験を積み重ねる。
今後の展望
今後、ボーダレス・ジャパンと立命館大学は、社会課題に興味を持つ学生に対し、学びや挑戦の機会を提供していく方針だ。正解を教え込むのではなく、学生自身が自分にとっての問いを持ち、価値観の多様性を大切にしながら行動を起こす、そんな創発性を育む場としてプログラムを進化させていく。こうした取り組みを通じて、社会課題解決の未来を担う新世代のリーダーを育成していく。
企業情報
株式会社ボーダレス・ジャパンは、2007年に設立され、貧困や環境、教育など多岐にわたる社会問題に取り組む45以上の事業を展開。このたびのプログラムも、その理念を基にした新しい試みであり、学生たちが社会課題の解決に向けて主体的に活動することを支援する狙いがある。社会起業家が集うプラットフォームとして、地域と協力しながら持続的な社会貢献を目指している。