New RelicがPFUのScanSnap Cloudの監視システムを強化
New RelicによるPFUのScanSnap Cloudの強化
デジタルビジネスにおける可観測性プラットフォームのリーダーであるNew Relic株式会社が、株式会社PFUのイメージスキャナー向けクラウドサービス「ScanSnap Cloud」の監視・運用・保守の強化に寄与しています。これにより、PFUはサービス品質を向上させ、ユーザー体験をより良いものにすることを目指しています。
PFUと「ScanSnap Cloud」
PFUは世界シェアNo.1の業務用イメージスキャナーを開発・提供する企業で、その中でも「ScanSnapシリーズ」は高い人気を誇ります。このシリーズは、簡単にスキャンでき、クラウドと簡単に連携するのが特徴です。特に「ScanSnap Cloud」は、スキャンしたデータをConcurやDropboxなどの各種クラウドサービスに直接保存できるため、業務の効率化が図られています。
近年、e-文書法や電子帳簿保存法の施行に伴い、デジタル化を進める企業が増加しており、その中でもScanSnapシリーズは多くのビジネス現場で採用されてきました。
New Relicの導入背景
PFUは、顧客体験の向上を目的に、インフラ視点だけではなく、アプリケーションとサービスの視点からユーザー体験を観測するオブザーバビリティプラットフォームの導入を決定しました。新しいシステムを採用することで、迅速に未知の不具合を発見し、解決する道筋を確保することで、サービスの質を維持したいと考えています。
複雑化するサービス基盤
「ScanSnap Cloud」は日本、北米、欧州の3リージョンから、約40カ国にサービスを提供していますが、ユーザー数の増加やサービス機能の拡張が進み、システムは急速に複雑化しています。この複雑化は、不具合解決にかかる時間を大幅に延長させてきました。New Relicを導入する前は、問題が発生してからの対処が中心で、SNSでのクレームを通じて問題を見つけ出すこともありました。
New Relicの導入により、リアルタイムで顧客体験を把握し、問題を迅速に解決できる体制が整うこととなりました。これにより、運用業務の効率化が進み、顧客にとってもより良いサービスが提供できるようになりました。
実証された効果
PFUはNew Relicの導入後、チーム全体の監視・運用・保守能力を向上させました。経験豊富なエンジニアの知見をNew Relicに組み込むことで、経験の浅いメンバーでも迅速に問題を把握できるようになり、サポートの質が底上げされました。これにより、従来半日を要していたシステムパトロールなどの作業が大幅に短縮されています。
「New Relic」はPFUの運用体制を、データドリブンなものへと変えつつあります。これにより新人でも迅速に状況を把握できるため、後継者問題への対処が進む期待が高まっています。
New Relicの小西真一朗社長は、PFUの「ScanSnap Cloud」の監視モダン化に貢献できたことを光栄に思うと述べており、問題が発生してから対応する受動的な運用から、プロアクティブに顧客体験を向上させる運用変革への取り組みが進んでいると期待を寄せています。
まとめ
今回のNew Relic導入は、PFUの「ScanSnap Cloud」におけるサービス品質の向上に大いに寄与しています。フィードバックを受けての迅速な改善が実現されることで、今後も多くの企業がPFUのサービスを利用し続けることに繋がるでしょう。 このように、テクノロジーの導入が業務の効率化をもたらす事例は今後も増えていくことでしょう。
会社情報
- 会社名
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New Relic株式会社
- 住所
- 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー18階
- 電話番号
-
03-4577-9065