Nordic Semiconductor、MWC 2025での出展情報
低消費電力のワイヤレス接続技術を手がけるNordic Semiconductorが、2025年3月にスペイン・バルセロナで開催されるMobile World Congress(MWC)に出展します。展示内容には、3GPP標準に準拠した低軌道(LEO)非地上ネットワーク(NTN)接続機能を備えたnRF9151モジュールのデモが含まれる予定です。Nordicは特に、Bluetooth LEや低消費電力Wi-Fi、パワーマネジメント製品群など広範なソリューションを展示・実演します。
nRF9151モジュールの革新
nRF9151は業界最高水準のバッテリー寿命を誇る、非常に効率的なセルラーIoTソリューションです。このモジュールにはLTE-M/NB-IoT及びDECT NR+モデムが統合されており、GNSS機能も搭載されています。Nordicは、業界の先駆者であるKeysight Technologiesとの連携により、MWCのブース内でLEO NTN接続のエミュレーションを行います。この技術により、コストを抑えた小型IoTデバイスが、世界中で標準化された接続性を利用できるようになります。
Nordic SemiconductorのBU Long Range担当エグゼクティブバイスプレジデントであるOyvind Birkenes氏は、衛星接続がリモート環境で重要なIoTアプリケーションを安定させる効果を述べ、Keysightとの協力の重要性を強調しています。その言葉には、
「衛星接続は、地球上のどこにいても、リモートかつ重要なIoTアプリケーションに対して堅牢な接続性をもたらします。」
NTNとSGP.32リモートSIM提供
デモでは、nRF9151がIoT向けのSGP.32リモートSIMプロビジョニング(RSP)をどれほど効果的にサポートしているかも showcasesされる予定です。このGSMAのSGP.32規格は、リソースやネットワーク制約のある低消費電力IoTデバイスに特化し、RSPを簡素化します。またNordicのPower Profiler Kit IIとnRF9151 DK開発キットを使用したデモでは、リアルタイムでの消費電力の効果についてもアピールします。
プライベート5Gネットワークの実演
Nordicは、Thingy:91 Xを使用した革新的なパワーマネジメントとWi-Fiロケーション機能を備えた接続デバイスの機能を示すインタラクティブなデモも用意しています。これには、NR+を使った接続性のデモも含まれており、NR+は高密度なプライベートメッシュネットワークをサポート、SIMカードなしで動作する5G規格として注目を集めています。
NordicのNR+技術は、1ミリ秒の低遅延と3メガビット毎秒のスループットを実現し、1平方キロメートルあたり最大100万台のデバイスを支えられる能力を持っています。これは、資産追跡やスマートメータリング、産業用自動化などさまざまなIoTアプリケーションに適しています。
MWC 2025での体験をお見逃しなく
Nordicの出展ブースでは、低消費電力のセルラーIoTソリューションが多様な業界でどのように利用されるかを体験できるデモが行われます。興味を持つ方は、ぜひFira Gran Viaのホール7にあるNordicブース#7G21にお立ち寄りください。MWCは、技術の最前線で新たな潮流を感じる絶好のチャンスです。
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Nordic Semiconductorについて
Nordic Semiconductorは、1983年に設立されたノルウェーのファブレス半導体企業で、IoT向けの無線通信技術に特化しています。現在1,400人以上の従業員を有し、Bluetooth Low Energyソリューションを数多く提供しています。Nordicの技術は続々と進化し、ANT+やThread、Zigbeeに加え、LTE-M/NB-IoTに対応した省電力のセルラーIoTソリューションも展開しています。多様な用途に対応したソリューションを通じて、IoT市場のリーダーとしての地位を確立しています。詳しくは
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