ペイトナーがみずほ銀行のイノベーション賞を受賞
フリーランス向けのファクタリングサービス「ペイトナー」を運営するペイトナー株式会社が、株式会社みずほ銀行主催の「Mizuho Innovation Award」において、2025年第3四半期の受賞企業に選ばれました。この賞は、みずほ銀行が次世代のスタートアップ企業の育成を目的として2017年に設立したもので、独自の技術やサービスを通じて社会課題の解決に貢献する企業を評価し、表彰するものです。
Mizuho Innovation Awardの意義
「Mizuho Innovation Award」は、年に四回、革新的なスタートアップを選定する制度で、その評価の基準は、ビジネスモデルの優位性、チーム力、成長可能性です。受賞企業には、大企業とのビジネスマッチングを含む各種支援が提供され、さらなる飛躍を後押しします。
ペイトナーが受賞した理由は、フリーランスや個人事業主がより自由な働き方を実現できるよう、迅速で安心な資金供給を行っている点にあります。業界内で見落とされがちな資金繰りの課題に対して、ペイトナーは独自の審査プロセスを導入することで、これまで金融アクセスが限られていた人々にもサービスを提供。これにより、注目を集めています。
ペイトナーの成長背景
代表取締役社長の阪井優氏は、「挑戦できる、お金の仕組みをつくる。」というミッションの下、フリーランスが抱える資金調達の問題を解決するために、請求書前払いサービス「ペイトナー」を導入し、ビジネスを加速させています。2019年の創業以来、ペイトナーは着実に成長を続け、特に過去3期の収益(売上高)は616.6%の成長率を記録。この成長の原動力は、顧客や従業員など、多くの支援者の存在であると語ります。
顧客に向けた迅速なサポート体制や、フリーランス市場の拡大を見越したビジネスモデルの構築が功を奏し、ペイトナーは400,000件以上の申込を達成しました。この実績と継続的な成長が、受賞に至る理由でもあるのです。
今後の展望と採用活動
ペイトナーは事業拡大に伴い、新しい人材の採用にも力を入れています。選考中の職種には、プロダクトマネージャーや経理など、様々な役割があり、外部から新たな知見を取り入れることを目指しています。この流れは企業の成長をさらに加速させる要素となるでしょう。
大阪府や福岡県など、全国各地でサービス展開も視野に入れ、地域ごとのニーズに応じた支援を行うことで、日本全体のフリーランス市場の発展に寄与することを目指しています。
まとめ
ペイトナーの「Mizuho Innovation Award」受賞は、テクノロジーを駆使した新たな価値提供の一環として、フリーランスや中小企業支援に注力する姿勢が評価された結果です。今後も引き続き、フリーランスやスモールビジネスにおける資金調達の革命を起こす期待が寄せられています。これからの展開にも注目が集まります。