2025年に開催される大阪・関西万博で、特別な石磨きのワークショップがスタートします。このワークショップは、彫刻家冨長敦也氏が手掛ける「Love Stone Project」の一環として行われるもので、愛と平和をテーマにしています。参加者は石を磨くことで自らの心を整え、参加者同士の想いを共感することを目的としています。
ワークショップの概要
この石磨きワークショップは、4月19日から約半年間、万博会場内で実施されます。参加は無料で、事前申し込みは不要。参加者は直接会場に来て、用意された道具を使って磨きます。実施時間は各開催日の10時から15時で、天候によって中止や中断の可能性もあるため、あらかじめご了承ください。石磨きの過程は、7段階のやすりを使用し、最初はざらざらの石が磨かれることで徐々に光沢を増していきます。
Love Stone Projectの背景
「Love Stone Project」は、東日本大震災を経て、冨長敦也氏が始めたアートプロジェクトです。彼は石を通じて人々がつながり、平和を願う心を表現できると信じています。これまでに、世界中で300か所以上の人々とともに石を磨いてきた実績があります。この活動を通じて、愛と平和のメッセージを広めることを目指しています。
EXPO 2025での展開
万博会場内には、愛と平和を象徴する5つのハート形に彫刻された石が設置されます。これらの石は、各大陸から採掘されたもので、それぞれ異なる特性を持っています。参加者はこれらの石を磨くことで、国や文化を超えた共通の願いである愛と平和を表現します。磨かれた石は永遠に輝き続け、未来への記憶となることでしょう。
参加方法
ワークショップは、指定された日程に分かれて行われます。具体的には、最初の段階から徐々にやすりの番手が変わり、最高6000番までの磨きが可能です。具体的な開催日は、4月19日から10月5日までの数回が予定されており、ぜひ参加してみてください。
まとめ
このワークショップは、単に石を磨くだけでなく、参加者同士が心を通わせ、愛と平和を体感できる貴重な機会です。2025年の大阪・関西万博で多くの人々と一緒にこの体験を共有し、心温まるひとときを過ごしましょう。