観光業復興支援の新たな試み、SNS活用によるガイドが登場

新型コロナウイルスによる影響

新型コロナウイルス感染症の影響を受け、多くの業界が厳しい状況に置かれていますが、特に観光業界の苦境は深刻です。県外移動の自粛が解除されつつあるものの、コロナウイルスの再拡大の懸念が残り、観光業の復興には依然として不安要素がつきまといます。観光業関係者がこの状況を乗り越えるための支援が必要とされている時期です。

観光復興ガイドの発表

このような背景から、TBWA HAKUHODOの「65dB TOKYO」と「Disruption Consulting」のメンバーが集まり、生活者の声を基にした「観光復興ガイド」を策定しました。このガイドには、SNSを通じて得られた観光関連のニーズやアイディアが満載です。特に、観光施設や観光協会など、すぐに実行可能な具体的な施策が盛り込まれており、業界関係者にとっての実用的なマニュアルとなっています。

SNSを通じた観光施策

観光復興ガイドでは、旅行者の行動パターンや感情などを分析し、旅行意欲を高めるための20の兆しや、具体的な企画案が示されています。また、ガイドには「企画を考える公式」も用意されており、閃きを得やすい設計になっています。これは、特に旅館や交通機関、お土産店にとって、今後の観光施策を考え直すきっかけにもなるでしょう。これまでの方法論にとらわれず、新たなスタイルで観光業務を見直す必要性が叫ばれています。

説明会の開催

この観光復興ガイドの活用方法については、全国の観光業関係者を対象にしたオンライン説明会が実施される予定です。2020年7月7日と16日の2日間にわたり、様々なテーマでの解説が行われ、このガイドを用いた具体的な施策についても触れられる予定です。参加者はZoomでの会議を通じて、ゲストスピーカーからの貴重な情報を得ることができます。

プレスリリースの活用

このガイドをもとに、観光業関係者が生み出した企画は、PR TIMESを通じて発信することが奨励されています。このサービスを活用することで、各地の観光施策が広く知られることにつながり、実際の旅行者数の増加期待が高まります。特に、今回のプロジェクトに賛同したFUKKO DESIGNの協力により、過去の復興支援の経験が生かされています。