ascendが資金調達
2021-03-10 12:00:16

物流業界の変革を目指すascendがシードラウンドで資金調達を実施

物流業界の革新を目指すascend、5500万円の資金調達を実施



物流業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現することを目指すascend株式会社が、5500万円の資金調達を確保しました。この資金は、株式会社サムライインキュベートが運営する「Samurai Incubate Fund 6号投資事業有限責任組合」を引受先とした第三者割当増資及び金融機関からの融資によって賄われています。

この調達は、同社が開発を進める運送管理SaaS「アセンド・ロジ」の製品版を市場にローンチし、さらなるセールスを拡大するためのものです。「アセンド・ロジ」は、物流業界の抱える「物流クライシス」の解決に向け、デジタル化によって生産性を向上させ、サービスの質を向上させることを目的としています。

「アセンド・ロジ」がもたらす価値



「アセンド・ロジ」は、業務改善とデータ分析の2つの側面から物流業界に変革をもたらします。デジタル化を進めることにより、リアルタイムで取得した物流データを活用し、経営の高度化を支援する仕組みを提供します。

他のソリューションが主に業務改善に焦点を当てる中、アセンドはデータを基盤とした物流DXの進展に特に重点を置いています。データ不足の現状を考慮し、高度な専門知識を持つコンサルタントが現場に入り込み、各社に合ったDXを推進します。この取り組みにより、実際の収益改善を目的とした詳細な分析も行います。

資金調達に対する専門家の評価



資金調達先である株式会社サムライインキュベートの齋藤武仁氏は、物流業界における中小配送会社のアナログな業務コストの大きさについて言及し、ascendのチームが日本の物流業界を変革できると強く確信しています。彼らが提供するツールは、未だ十分に存在していないだけに、期待が寄せられています。

取引先である八大株式会社の代表取締役社長、岩田亨也氏も、「アセンド・ロジ」は運送業の実務に密着した独自のデータ分析ソリューションであり、業界に革新をもたらす可能性があると期待しています。

CEOの意気込み



ascendの代表取締役社長、日下瑞貴氏は、日本の物流業界が危機的な状況にあると警告します。2025年には運賃の値上げやサービスレベルの低下が予想されるものの、この状況を業界の大きな変革のチャンスと捉え、事業を前進させるための準備を進めています。

「素晴らしい仲間や熱意あるキャピタリストの支援を受けて、さらに新たなチャレンジに向けて成長していきたい」とコメントし、今回の資金調達によるさらなる成長を誓いました。

ascendの経歴と未来



2020年に設立されたascend株式会社は、東京都新宿区を拠点に、運送管理SaaS「アセンド・ロジ」の開発を進めています。代表取締役の日下瑞貴氏は、外資系コンサルティング会社での経験を経て、物流業界の変革を目指し会社を設立。業界のデジタル化への強い思いを持ち続け、今後の成長が期待されます。

日下氏のリーダーシップの下、ascendは物流業界における新たな風を吹き込み続け、多くの企業の課題を解決へと導いていくでしょう。

会社情報

会社名
アセンド株式会社
住所
東京都新宿区市谷砂土原町2-7-19田中保全ビル3階
電話番号
03-6555-3055

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