岡山で定期的なIELTS試験開始
オーストラリアに本社を置くIDP Educationは、ノートルダム清心女子大学と提携し、岡山での英語能力試験「IELTS」を2024年11月26日から定期的に実施することになりました。この試験は、留学や就職、移住を目指す人々にとって、捉えるべき能力を示すための重要な指標です。
提携の背景
IELETS(International English Language Testing System)は、世界中で年間400万人以上が受験する4技能英語テストであり、12,500以上の教育機関で認められています。この試験を通じて、受験者は言語能力を証明し、海外での挑戦に一歩踏み出すことができます。しかし、これまで岡山では固定の受験会場がなかったため、年に数回の不定期な試験実施状況が続いていました。
ノートルダム清心女子大学との提携によって、2024年11月より、岡山初の大学キャンパスでの定期受験(2か月ごとの実施)が実現することになります。これにより、地域の学生はより身近な場所で受験機会を得ることができるようになります。
ノートルダム清心女子大学の歴史
ノートルダム清心女子大学は、1924年に設立されたキリスト教精神に基づくリベラル・アーツ大学です。2024年は創立100周年を迎え、新たに「国際文化学部」と「情報デザイン学部」を新設し、さらなる女性の人材育成に力を入れています。また、同大学はオーストラリアやイギリス、アメリカ、アジアの大学と協定を結び、国際交流と英語力向上を推進しています。
IELTSチャレンジャー制度の導入
提携を受けて、ノートルダム清心女子大学では、受験料を支援する「IELTSチャレンジャー制度」を導入し、学生の受験を後押しします。これにより、地域の学生が気軽に受験を試みることができる環境が整います。加えて、IDPはウェビナーを通じて、学生がIELTSに向けて準備するためのサポートを行います。
提携セレモニーと今後の試験日程
提携の発表は2024年11月25日に在大阪オーストラリア総領事館の立ち合いの下、行われました。ノートルダム清心女子大学での初回試験は2024年11月30日に予定されており、続く2回目は2025年1月25日に実施される予定です。受験希望者は公式サイトで予約が可能です。
学長とIDP日本統括のコメント
ノートルダム清心女子大学の学長である津田葵氏は、シスター来日100周年という記念すべき年に本大学がIELTSの会場となることは大変重要だと述べ、地域の留学希望者にとっての新しい機会を提供できることに期待を寄せました。
また、IDP Educationの日本統括である市川智子氏は、地域と長い歴史を持つ大学と協力し、より多くの学生が海外に挑戦できるよう支援することに感謝の意を表しました。受験者にリラックスできる環境を提供することは、IDPの大切にする理念であり、多くの学生が初めての受験に挑戦できることを望んでいます。
まとめ
岡山におけるIELTSの定期実施は、地域の学生たちにとって、海外進出の足掛かりとなる重要なステップです。この新たな取り組みを通じて、英語力を高め、国際的な舞台で活躍する人材が育成されることが期待されています。