北海道で選ばれた「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」
令和7年度の北海道地区において、農山漁村の魅力を引き出す取り組みである「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」に選定された2つの地区について紹介します。この制度は、農林水産省及び内閣官房が主催し、地域の活性化や所得向上に向けた優れた事例を選抜しています。2023年11月18日、全国から30地区が選定され、その中でも北海道からは2つの特に優れた取り組みが評価されました。
選定された地区の紹介
1. 西興部村
- - キャッチフレーズ: 牧場から食卓へ。生産者の笑顔で最高の顧客体験を創造する
- - 団体名: ミルクデザイン株式会社
- - 部門: ビジネス・イノベーション
西興部村は農業と食の新しい形を提案し、牧場から消費者の食卓までの新しい流れを生み出しています。生産者の笑顔を大切にし、消費者との距離を縮めることで、最高の顧客体験を提供しています。この取り組みは、地域資源を最大限に活用し、持続可能な農業を促進しています。
2. 帯広市
- - キャッチフレーズ: 高校生が十勝の豊かな食資源を活用した商品開発に挑戦!
- - 団体名: 北海道帯広農業高等学校 食品科学科
- - 部門: コミュニティ・地産地消
帯広市では、高校生たちが地元の豊かな食材を使って、新商品開発に挑むプロジェクトが行われています。この取り組みは、地域の資源を直接活かすことで、地産地消を進めるとともに、若者たちが食に対しての理解を深める機会を提供しています。生徒たちの新しいアイデアが地域の食文化に貢献し、将来的には地域を支える力となっていくことが期待されています。
今後の期待と展望
今後、選定された地区には農林水産省から選定証が授与され、さらなる地域振興が進められる予定です。また、これらの取り組みを通じて、北海道の農山漁村の魅力を全国に発信していきたいと考えています。地域活性化には何が必要か、そのヒントがこれらの優良事例に詰まっていると言えます。
参考リンク
これらの取り組みが、日本全国の他の地域にとってもモデルケースとなり、地域資源を利用した持続可能な活性化が進むことを願っています。