シェルパ・アンド・カンパニーが言語処理学会で研究を発表
シェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下「シェルパ」と表記)は、東京都品川区に本社を構える企業で、自然言語処理に関連する新たな研究成果を言語処理学会第32回年次大会(NLP2026)で発表することを発表しました。本イベントは2026年3月9日から13日まで、栃木県宇都宮市のライトキューブ宇都宮で開催されます。
研究の背景
近年、企業が提供する情報の範囲は、規制の強化や投資家からの要請などを背景に、多様化しています。財務情報に加え、環境に関する情報や人的資本、ガバナンスなどのサステナビリティ関連情報も含まれています。これに伴い、公開される情報の量が急増しており、多くはテキストや図表を含むPDF形式の文書です。
企業における情報開示の実務では、こうした非構造化の文書から必要な情報を正確に抽出し、文脈を考慮して理解する技術が求められています。特に、自然言語処理と視覚情報を統合して理解するAI技術の必要性が高まっています。これらの技術を業務に適用するためには、現実の業務文書を基にした客観的な検証環境が不可欠ですが、日本語の実務文書を対象とした検証基盤は未だ十分ではありません。このたび発表する2つの研究は、日本語文書の理解における評価基盤の整備を目的としており、専門領域向けと汎用の両方からアプローチを行っています。
発表される論文の概要
論文①: Omni-JDocVQA
発表日時: 3月10日(火)11:15-12:45 / C会場
タイトル: Omni-JDocVQA: 多種多様な文書を含んだ日本語視覚文書理解ベンチマークの構築
著者: 梶川怜恩、中山功太など
内容: 日本語の視覚文書理解を促進するために、様々な文書種別ラベルと文書内容に依存しない現実的な質問を特徴とする新たなベンチマーク「Omni-JDocVQA」が構築されます。
論文②: ESG-QA
発表日時: 3月10日(火)16:55-18:25 / Q会場
タイトル: ESG-QA: 日本語ESG文書を対象としたマルチモーダル質問応答ベンチマークの構築
著者: 佐多亮明、赤部晃一など
内容: 実務経験を有する専門家の知見をもとに、非定型的なレイアウトを含む日本語のESG文書について、理解能力を多角的に評価するベンチマーク「ESG-QA」が提案されます。これには、「ページ検索」「回答生成」「領域検出」といった3つのタスクが含まれています。
NLP2026の開催概要
NLP2026は、言語処理分野における重要な学会として知られており、一般社団法人 言語処理学会が主催します。参加者は、事前登録が必要となりますので、詳細は学会の公式ウェブサイトでの確認をおすすめします。
シェルパの今後の展望
シェルパは「利益とサステナビリティが融合する世界の実現」を目指し、非財務情報のポテンシャルの開放を目指しています。AI技術を駆使した研究開発を強化し、今後も取り組みを続けていく所存です。
会社情報
- - 会社名: シェルパ・アンド・カンパニー株式会社
- - 代表者: 代表取締役CEO 杉本淳
- - 所在地: 東京都品川区西五反田3-6-32 TERRACE SITE GOTANDA 1F
- - 設立: 2019年9月
- - 資本金: 100百万円
- - 事業内容: サステナビリティ情報開示支援クラウド「SmartESG」の開発、ESG専門メディアの運営、コンサルティングサービスなど。