土木業界の新たな学びのプラットフォーム「サクシェアCAMP」
CIVIL CREATE株式会社が2024年10月1日、新たに立ち上げたオンライン指導プログラム「サクシェアCAMP」の登場が話題を集めています。本プログラムは、今後の土木業界において必要不可欠な3D編集スキルを持つ技術者を育成することを目的としています。
デジタル化が進む土木業界の現状
近年、国土交通省の推進により、BIM(Building Information Modeling)&CIM(Construction Information Management)の導入が進んでいます。これにより、従来の2D図面から3Dモデル中心の業務へと大きな変革が起こっています。特に2023年度からは、すべての公共工事にこのプログラムが原則適用されることも決定しました。
このデジタル化の流れの中で、設計ミスの早期発見や施工シミュレーションが可能になり、土木プロジェクト全体の効率向上が期待されている一方で、技術者不足が深刻な課題とされています。BIM/CIM対応の技術者が極めて少ないため、具体的なスキルを持った人材の育成が急務となっているのです。
「サクシェアCAMP」の開発背景
こうした背景を受けて、CIVIL CREATE株式会社では「サクシェアCAMP」を開発しました。その使命は、土木技術者を育成し、持続可能なインフラを支える人材を確保することにあります。このプログラムは、ただの技術教育に留まらず、業界全体への貢献を目指しています。
革新的な学習メソッド
「サクシェアCAMP」では、以下の4つのメソッドを採用しています。
1.
現役ゼネコンのプロによる教材:実務経験豊富な専門家がカリキュラムを設計し、現場で必要なスキルを重視しています。
2.
短時間集中プログラム:1日1時間、30日間で完結する設計により、忙しい技術者でも計画的に学ぶことが可能。
3.
オンライン学習:動画による自学自習方式に加え、メンターからのフィードバックを受けることで、学習が充実します。
4.
実務データの使用:実際のプロジェクトデータを用いて学習するため、理論と実践を融合した知識が身につきます。
これらによって、受講者は短期間で3Dモデリングスキルを習得し、業務の生産性向上や品質改善に貢献できる力を得ることができます。
未来に向けた展望
「サクシェアCAMP」は、今後も常に進化を続け、土木業界のデジタル化を促進することをお約束します。定期的なプログラムのアップデートや、大学や研究機関との連携を進めることで、更に質の高い教育を提供していく予定です。また、企業のニーズにも応えるオーダーメイドプログラムを用意し、より柔軟かつ効果的な学びの場を提供します。
私たちの最終目標は、技術者一人ひとりのキャリアを支援するだけでなく、持続可能な社会インフラの実現に貢献することです。「サクシェアCAMP」が業界全体の生産性向上に寄与し、より効率的で革新性のある社会インフラの実現を目指して邁進していきます。今後の展開にぜひご期待ください。