株式会社徳間書店は、人気画家・佐竹美保が絵を担当した絵本『気のつよいちいさな女とわるいかいぞくのはなし』を、7月19日に発売しました。
本書は、ニュージーランドの人気作家ジョイ・カウリーによる物語を、佐竹美保が絵本化したものです。
物語は、ひとり暮らしの気の強い小さな女の子と、彼女の家に押し掛けるわるいかいぞくのユーモラスなやり取りが中心です。個性的なキャラクターたちの会話劇は、子供たちを惹きつけ、大人も思わず笑ってしまうほど魅力的です。
また、佐竹美保が描く美しい海の情景は、絵本全体に壮大な雰囲気を与え、読者を物語の世界へと引き込みます。
佐竹美保は、SFやファンタジーの挿絵で知られる第一人者です。絵本では『ヨーレのクマ―』(宮部みゆき作、KADOKAWA)、『ちいさな木』(角野栄子作、偕成社)など、数々の作品を手掛けてきました。
一方、ジョイ・カウリーは1936年生まれのニュージーランド出身の作家です。1967年に作家デビューし、絵本から大人向けの小説まで、幅広い作品を発表してきました。マーガレット・マーヒ―賞など、数々の賞を受賞しています。
『気のつよいちいさな女とわるいかいぞくのはなし』は、佐竹美保の美しいイラストと、ジョイ・カウリーのユーモラスな物語が融合した、子供も大人も楽しめる絵本です。
この絵本を通して、子供たちは想像力を育み、大人たちは子供心に帰る、そんなひとときを過ごせることでしょう。