冬に増加する乾燥肌、小さなお子さんのケア方法とは
冬の到来と共に乾燥注意報が発令される日が大阪では増加しています。乾燥に伴う赤味やかゆみは、特に子供や赤ちゃんにとって由々しき問題です。そうした背景を踏まえ、江戸堀サンテクリニックでは2024年12月に肌のバリア機能を向上させるための栄養検査を開始することとなりました。
昨年の猛暑が影響する乾燥肌の増加
今年の冬は特に特殊です。昨年の夏の猛暑が影響し、紫外線のダメージを肌に蓄積している人が多く、肌トラブルが起きやすくなっています。この時期はカサカサ肌が悪化し、かゆみが伴うことが増えてきます。以前は成人が乾燥肌で悩むことが多かったですが、最近では明らかに子供や赤ちゃんの乾燥肌が増加しています。
1950年代、60年代生まれの親たちが育っていた頃とは違い、今は6、7年前から特に子供の乾燥肌患者が増加傾向にあります。現在、当院を訪れる患者の中で子供の割合は10%以上にも達しました。特に今シーズンは、昨年と比べて1.5倍以上の子供たちが乾燥肌で来院しています。
気づかないことが多い赤ちゃんの乾燥肌
赤ちゃんの保湿について、多くの親は「乾燥しないはず」と油断していることが少なくありません。場合によっては、ひどくなるまでその状態に気づかないことがあります。特に初めての子供を持つ親は「赤ちゃんの肌は本来こういうもの」と思い込んでいることが多いです。しかし、実際には深刻な乾燥肌に悩む赤ちゃんもいます。それに気づいた時、驚くことも少なくありません。
乾燥肌の予防法
乾燥肌の予防にはいくつかの対策があります。以下の3つが特に効果的です。
1.
ヒルドイドなどの浸透性保湿剤を塗った後、ワセリンを使用する - この組み合わせにより、外部からの乾燥を防ぎやすくなります。
2.
入浴中に肌をこすらない - 肌のバリア機能を保つため、洗浄時に摩擦は避けることが重要です。
3.
長時間の入浴を避ける - 入浴時間が長いと肌の水分を失い、バリア機能を損なう原因になります。
栄養検査の導入
当院では、栄養療法の一環として、子供たちの乾燥肌の原因を探るために、血液検査による栄養素のチェックを行っています。特に、ビタミンBが乾燥肌に重要だからです。実情として、多くの子供たちがビタミンB不足であることが判明してきました。この努力により、江戸堀サンテクリニックでは子供たちのための栄養検査を実施することに決めました。
院長の古谷さんは「子供の乾燥肌が年々増えていると感じています。母親も同じ食生活をすることが多いため、栄養状態が似通っていることから、母子での乾燥肌問題が顕在化している」と述べています。
栄養検査の具体的な情報
- - 検査価格: 保険診療による提供
- - 検査方法: 血液検査を使用
- - 検査内容: 一般的な血液検査から必要な栄養素が不足しているかを診断します。
- - 自費診療: より詳しい検査を希望する場合、自費で27,500円(税込)にて提供。
江戸堀サンテクリニック・クリニック概要
所在地: 大阪府大阪市西区江戸堀2-2-13
電話番号: 06-6467-8833
診療時間: 13:00-17:30 / 19:00-21:30 (定休日: 月曜、木曜)
診療内容: 皮膚科、内科、美容皮膚科
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江戸堀サンテクリニック