新プロジェクト教育
2025-04-17 14:38:25

金沢工業大学が箔座と共同で新プロジェクト教育を開始

社会実装型プロジェクト教育が始まる



金沢工業大学が新たな取り組みを開始しました。生命・応用バイオ学科の2年生全員が、箔座株式会社との産官学連携による社会実装型プロジェクトに取り組むことになりました。このプロジェクトは、学生たちが一年を通じて箔座の製品を分析し、新たな製品の提案や検証を行うというものです。4月23日には、箔座の社長である高岡美奈氏が特別講義を行います。

プロジェクトの内容



このプロジェクトは、「プロジェクトデザインII」と「プロジェクトデザイン実践」という必修科目の一環として行われます。学生たちは、箔座の既存製品に関する魅力を分析し、新たな提案を行うことを目指します。金沢工業大学では、これまでも地域の自治体からのテーマに取り組んできましたが、企業にテーマに取り組むのは今回の生命・応用バイオ学科が初めてです。

特別講義の詳細



講義は4月23日水曜日の8時40分から始まり、扇が丘キャンパスの12号館4階イノベーションホールで行われます。この特別講義では、箔座の製品の歴史や理念、開発において重要なポイントについて高岡社長から語られる予定です。講義を受けた情報を基に、学生たちは即座にプロジェクト作業に取り組むことになります。

学生たちのミッション



学生たちは、約60名が10のチームに分かれ、以下の課題に取り組みます。
  • - ミッションA: 既存製品の魅力分析
  • - ミッションB: 食品(土産品)の新提案
  • - ミッションC: 美容製品の新提案

このプロジェクトは金沢市からの提案により実現したもので、地域のものづくりを推進する意図が込められています。学生たち自身が提案を行うことで、金沢の伝統的工芸素材である「金沢箔」の魅力を新たに発信することが期待されています。

金沢工業大学の教育方針



金沢工業大学は、教育の主柱として「社会実装型のプロジェクト教育」を掲げています。リアルな社会課題に対する解決策を考えることによって、学生たちに実践的なスキルを身につけさせることを目指します。新たに設置される情報デザイン学部とメディア情報学部を含む、他学部との協力により、文と理を融合した教育が進められています。このような取り組みを通じて、持続可能な未来を築く人材の育成を目指しています。

箔座株式会社について



箔座株式会社は、「箔がそこにある未来をつくる」という理念のもと、伝統的な金箔製造技術を活かしながら、現代の市場に合った新たな価値を提供しています。最近では、肌に良い影響を与える金箔微粒子原料の開発が成功し、地域連携の枠組みでも新製品開発に貢献しています。

地域共創の重要性



このプロジェクトを通じて、金沢市は「未来共創計画」を掲げ、地域社会における魅力や生活の向上を図ろうとしています。若い世代や企業が地域に関わる多様なプロジェクトが進むことで、金沢市はさらなる発展を遂げることでしょう。

学生たちはこの貴重な機会を活かし、地元企業との連携を深めながら、意義のある製品提案を目指して熱心に取り組んでいます。金沢工業大学と箔座の連携は、地域の魅力を再発見し、持続可能な未来を築く一歩となることでしょう。


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会社情報

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