革新技術が未来を切り開く
2025年の「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靱化大賞)」で、一般財団法人日本フューチャーレジリエンス機構が準グランプリ及び初代国土強靱化大臣賞を受賞した。この受賞は、同機構が提供するスマートテレビ電話システム「Waravi」と、セキュリティ特化の通信用アプリ「SecurityTalk」がもたらす革新性に対する高い評価を示している。
賞の目的と意義
「ジャパン・レジリエンス・アワード」は、防災や減災に資する先進的な取り組みを展開する企業や団体を表彰する制度だ。2014年に創設され、強靱な社会作りを推進する活動を効果的に評価する場として知られている。特に、「レジリエンス性」「公共性」「持続性」といった観点からプロジェクトの意義が審査され、長期的な視点での影響力が重視される。
受賞した取り組みの詳細
スマートテレビ電話システム「Waravi」
「Waravi」は、使い慣れたスマートテレビを介して、操作が難しい高齢者でも手軽にビデオ通話ができるシステムだ。これにより、遠方にいる家族や支援者と簡単に繋がることが可能となる。特に災害時には、必要な情報をスムーズに受信できるため、地域支援にも寄与する役割を果たす。
セキュリティ通信アプリ「SecurityTalk」
「SecurityTalk」は、一切の通信データをサーバーに残すことなく、端末内で全てのプロセスを完結させる高セキュリティアプリだ。特に政府機関や医療機関においても、その導入が注目を浴びている。将来的には、自律的に学習・成長する分散型AIの導入も予定されており、大きな可能性を秘めている。
授賞式と意義
授賞式は2025年4月22日に都内で行われ、代表理事の山本真大氏と理事の稲毛浩氏が出席した。この機会に、受賞した技術の社会的意義について再確認され、多くのメディアに取り上げられた。
代表理事の展望
山本真大氏は、「誰一人取り残さない社会」を使命に掲げ、テクノロジーの役割を強調している。特に「Waravi」は高齢者の意思疎通を助けるだけでなく、災害時の重要な情報源としての機能も果たす。加えて「SecurityTalk」は、独自の技術に基づくセキュリティを提供し、企業や行政での利用促進を目指している。
社会との協力
同機構はこれからも官民連携や地域社会との協力を深め、「安心してつながる社会インフラ」の構築を目指す。技術の進化を通じて未来の安全な社会を実現するため、挑戦は続く。
お問い合わせ先
一般財団法人日本フューチャーレジリエンス機構
香川県丸亀市綾歌町岡田下346-3
E-mail:
[email protected]
公式サイト:
https://jfrs.jp
Waraviウェブサイト:
https://waravi.info
SecurityTalkウェブサイト:
https://securitytalk.jp