無添加ドライフルーツの未来
2022-04-28 06:00:01

無添加ドライフルーツの力でつながる日本とカンボジアの農業の未来

無添加ドライフルーツの発展と農業の未来



近年、農業ベンチャー企業が注目を浴びる中、無添加のドライフルーツに特化した新たなプロジェクトがカンボジアで始まりました。このプロジェクトは、途上国と日本の果物を組み合わせ、健康志向の消費者向けに製品を提供しています。特に注目されているのは、添加物や砂糖を一切使用せず、果物本来の味わいを引き出したドライフルーツシリーズです。

カンボジアの農業復興



カンボジアは内戦を経て、農村の発展が急務とされています。そこで、2017年にスタートしたのが無添加ドライフルーツの加工技術を取り入れるプロジェクトです。この試みは、現地の農家の収入を安定させ、地域の経済を活性化させる目的で進められています。

無駄のないプロセスで、フルーツの旬の時期に収穫された完熟果物を使用し、ドライフルーツへと加工します。フルーツの切り方や乾燥条件にこだわり、より高品質な製品作りに成功しました。例えば、完熟ドライマンゴーやドライハニーパイナップルは、添加物を一切使用せず、フルーツ本来の甘さと風味をそのまま楽しむことができます。

健康志向と消費者のニーズ



昨今、健康的な食生活が求められる中、アメリカのハーバード大学医学大学院が発表した研究によると、『果物や野菜を毎日一定量以上摂取することが健康に寄与する』との報告がありました。この報告を受け、無添加ドライフルーツが日常的に摂取しやすい食材として注目されています。特に、簡単に持ち運べる形状で、仕事や学校の合間に手軽に栄養補給が可能です。

日本との連携



日本の農業生産者には、市場に出荷できない”規格外品”が大量に存在します。これらを農村での加工の原材料として利用し、アクティブな雇用創出を目指しています。具体的には、静岡県から約20トンの規格外みかんをカンボジアに輸出し、現地で100名以上の雇用を生み出しました。これにより、農村の雇用問題を改善しつつ、フルーツの無駄を減らす取り組みを進めています。

商品展開と未来のビジョン



無添加ドライフルーツの製品は、今後シンガポールやEU、オーストラリアなどの国々にも展開される予定です。日本国内では、量販店や専門店、さらには無添加スナックのサブスクサービスを通じて、消費者の手に届く機会が増えています。

代表取締役の阿古哲史氏は、「私たちは途上国と日本の農村が共に発展するために、新たな農業の形を模索しています。フルーツが持つ本来の栄養素を最大限に引き出し、素材そのものの味わいを追求することで、次世代の農業を育む環境を創出していきたい。」と語ります。

おわりに



現地の農村の発展を支えつつ、日本との架け橋となるこの取り組みは、持続可能な農業の新しい形を示しています。無添加ドライフルーツを通じて、健康で豊かなライフスタイルの実現を目指すこのプロジェクトから目が離せません。

会社情報

会社名
株式会社ジャパン・ファームプロダクツ
住所
奈良県葛城市竹内306
電話番号
0745-48-2248

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