細島灯台フェスティバル開催
2025年2月1日、日向市にある細島灯台で「HOSOSHIMA TOUDAI FESTIVAL」が開催され、地域の人々に灯台の魅力を伝える貴重な機会となりました。このイベントは、「海と日本プロジェクト」の一環として、日本財団の助成を受けて実施されています。地域と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造する取り組みの一環でもあり、参加者は細島の灯台について多くを学ぶことができました。
開催内容
イベントの目玉は、「細島灯台クエスト」や学生主催のワークショップ、細島灯台を巡るクルーズ、さらには歴史展や内部見学会など、多彩なプログラムが用意されていました。全体で約72名の参加者が集まり、雨天にもかかわらずスリリングな体験を楽しみました。
1. 「細島灯台クエスト」
このアクティビティでは、参加者が周辺の馬ヶ背エリアに隠された謎を解決しながら、ゴールである灯台を目指します。小さな子どもから大人まで、皆が一緒になって楽しみながら探検し、ゴールを目指して大盛り上がりでした。
2. 高校生によるワークショップ
地域の富島高校の学生が運営したこのワークショップでは、手作りの紙芝居や灯台の模型、キャンドル作りなど、参加者が自ら手を動かしながら学ぶ体験を提供しました。地域の若者たちが自らの手で灯台の魅力を発信する姿は、参加者にとっても新たな発見となったことでしょう。
3. 灯台クルーズ
普段は目にしない角度から灯台を観賞できるこのクルーズでは、船上からの壮大な景色とともに、灯台の歴史についての解説も行われました。これにより、参加者は灯台の魅力をより深く理解することができました。
4. 歴史展と内部見学会
灯台の敷地内では細島灯台の歴史に関するパネル展示が行われ、ボランティアガイドによる解説も行われました。また、普段はアクセスできない灯台内部も特別に見学できる機会があり、参加者たちはこの貴重な体験を楽しみました。
細島灯台の歴史
細島灯台が位置する細島港は、明治時代からの歴史ある港です。もともとは明との貿易の寄港地として栄え、その後も参勤交代での重要なポイントとして利用されてきました。1910年に現在の灯台が設置され、今でも現役として多くの船を導いています。2019年には国の有形文化財に登録されており、地域の大切な文化遺産として愛されています。また、「恋する灯台」としても知られており、ロマンチックなスポットとして観光客にも人気です。
結び
「HOSOSHIMA TOUDAI FESTIVAL」は、細島灯台を中心に地域の歴史や文化を振り返りながら、地域の人々との交流を深める素晴らしい機会となりました。このイベントを通じて、多くの参加者が灯台の重要性やその魅力を再発見したことでしょう。今後も「海と灯台プロジェクト」をはじめ、地域活性化の取り組みが続けられることを期待しています。