新たな結婚式のプラットフォーム『IINDA』が岡山県・香川県に登場
結婚式は人生の重要なイベントですが、最近の動向ではウェディング業界が直面する課題が見られます。そんな中、MAW株式会社が運営する新しいウェディングプラットフォーム『IINDA』が、2025年8月22日から岡山県と香川県でのサービス提供を開始します。これは、結婚式を通じて人と地域を結ぶ新しい試みです。
IINDAのコンセプト
『IINDA』は“祝いが地域の暮らしとつながる”というビジョンを掲げています。これまでの伝統的な結婚式場に代わる形として、カフェやレストラン、自然スポットなど地域の多様な場所を利用した新しい形式の結婚式を提案。結婚式が持つ本来の意味「おめでとう」と「ありがとう」を再確認し、もっと気軽に参加できる環境を整えています。
導入される主な特徴は、以下の4つです:
1. 高額な演出や固定費を抑えることで、コストの負担を軽減。
2. 従来の控室を地域のカフェに変更し、待合体験を新たに。
3. 郷土の文化を見直し、参列側が気軽に楽しめる「祝儀文化」を創造。
4. オンラインでの打合せを導入し、スムーズで時間を節約する仕組みを実現。
これにより、結婚式の「場所」「費用」「気持ち」「時間」といった無理な制約が取り除かれ、参列者にとってもより楽しい体験となることを目指しています。
結婚式における構造課題
現在、結婚式の形が変わりつつある背景には、婚姻数の減少があると言われています。全国的に結婚式の実施数や会場が減少し、婚姻数も今後50万組を下回る見通しが立っています。加えて、高額な演出費用や週末の限られた運営時間、優秀な人材の流出、そしてコロナ後の経済的影響が相まって、伝統的な結婚式を選ばない流れが加速しています。
IINDAは、こういった地域の結婚式に関する問題を解決するために、式場ではない新しい選択肢を提供し、結婚式を通じて地域社会とのつながりを築くための持続可能な仕組みを作り出すことを目指しています。
岡山・香川での具体的な取り組み
岡山県と香川県の展開では、地域の飲食店や宿泊施設を結婚式の場として活用します。公式ディレクター制度が導入され、地域のニーズに応じたサービスをサポートします。例えば、
- - IINDA OKAYAMAの公式ディレクターとしてcreer weddingの稲岡 諒子氏が、
- - IINDA KAGAWAの公式ディレクターとしてteam SNOGYの根本 扶美子氏が、地域とつながるお祝いを支援します。詳細は8月中旬に発表予定です。
新しい体験の提供
IINDAが注力するのは、式の一部として地域のカフェや施設を利用することです。例えば、結婚式の控室を式場の中から「まちのカフェ」に変更することで、ゲストも地域の資源に触れ、興味を持つ機会が増えます。「このまちのカフェ、知ってる!」とゲストが再訪したくなるような仕掛けもしています。
今後の展望
IINDAは2026年の夏には第三期のエリア展開を予定しており、公式ディレクターや地域の参画施設の募集を引き続き実施します。結婚式場にとどまらず、地域に根差した新たな選択肢を全国に広げていくことで、人とまちを祝いでつなぐ未来を実現していく意向です。
会社概要
MAW株式会社は長野県松本市を本社に、地域と祝いをつなぐウェディングプラットフォーム『IINDA』を運営しています。結婚式の新たな選択肢を提供することで、地域と共に成長し、より良い未来をつくり上げることを目指しています。
コーポレートサイト:
MAW株式会社
サービスサイト:
IINDA