モノマテリアルPTPの魅力
2026-03-27 13:19:44

環境に優しいモノマテリアルPTPブリスター包装技術の開発

環境に優しいモノマテリアルPTPブリスター包装技術の開発



CKD株式会社(愛知県小牧市)では、医薬品包装における環境負荷の軽減を目的として、国内初となるリサイクル可能なモノマテリアルPTP(Press Through Pack)に対応したブリスター包装技術の開発を行いました。この技術は、企業の持続可能性を高めると同時に、今後の医薬品包装に新たな選択肢を提供するものです。

開発の背景


近年、環境問題への意識が高まり、カーボンニュートラルを実現するための資源循環型社会の構築が急務となっています。特に医薬品包装分野では、使用後のリサイクルを想定した設計が求められています。従来のPTPシートは、プラスチック製容器とアルミニウム製の蓋材を使っているため、リサイクル時に分別が難しく、環境負担が問題視されていました。このような背景から、モノマテリアルPTPの技術開発が進められてきました。

モノマテリアルPTP技術の特徴


モノマテリアルPTPシートは、蓋フィルムを樹脂化することで全体が単一素材になります。この構造により、廃棄後のリサイクルが容易となり、資源循環に貢献します。さらに、この技術はCKDの既存ブリスター包装機「FBP-600Eシリーズ」「FBP-300Eシリーズ」にも対応可能で、改造することで新たな設備投資を必要とせず、環境への配慮を実現します。

1. 既存設備との互換性


新しい技術の導入にあたる設備投資の負担を軽減するために、CKDの既存ブリスター包装機である「FBP-600Eシリーズ」や「FBP-300Eシリーズ」に改造でモノマテリアルPTPを搭載できるようにしています。これにより、既存の機械を有効活用しながら環境に配慮した包装が可能となります。

2. 生産性と品質の両立


モノマテリアルPTPシートにおいては、アルミニウムからプラスチックへと材料特性が変化するため、新たな技術的対応が求められます。CKDでは、生産能力を維持しつつ、品確保を実現する手法を確立しています。

3. 多様な素材への柔軟な対応


PTPに使用されるプラスチック材の物性や仕様は多種多様であるため、各種に合わせた対応が求められます。CKDは、多様性が求められる包材特性に柔軟に対応できる装置を開発しました。

環境負荷低減への貢献


モノマテリアルPTP技術は、包材を単一素材とすることで、リサイクルが容易になり、環境負荷の低減に寄与します。CKDは「ClearE-Sheet®」や「バイオマスPTP」など、プラスチック使用量削減に向けた取り組みを積極的に進めています。

未来に向けた展望


現在、モノマテリアルPTPの製造テストと技術検証を行っています。今後は、医薬品メーカーや材料メーカーとの協力関係を強化し、早期実用化を目指します。また、リサイクル事業者を含む幅広い業界との共創を進め、医薬品包装における資源循環を促進する活動を展開していく方針です。これにより、持続可能で環境に優しい医薬品包装の未来を切り拓いていきます。


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会社情報

会社名
CKD株式会社
住所
愛知県小牧市応時応時二丁目250番地
電話番号

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