栃木県の郷土料理『しもつかれ』が新たなおにぎりに
栃木県の歴史ある郷土料理「しもつかれ」が、おにぎりとして商品化されることが決まりました。企画は、株式会社ミツハシが人気旅行ガイド『地球の歩き方』とのコラボレーションによって進められています。2025年の初春には、関東のスーパーマーケットを中心に販売が開始される予定です。
「しもつかれ」は鮭の頭や大豆、大根、にんじんなど多様な食材を酒粕で煮込んだ料理で、元々は二月の初午(はつうま)の日に食べられる行事食として愛されてきました。栃木県民にとっては日常的な味ですが、その独特の風味から好みが分かれるため、商品化には多くのチャレンジが伴いました。
長年栃木の魅力を伝えてきた地球の歩き方編集部からの提案が、この商品化のきっかけとなりました。「しもつかれの良さをもっと多くの人に知ってほしい」という熱い思いを持って、何度も試作を重ね、ついに地元の人が納得する味が完成しました。酒粕の深い旨みを感じられるおにぎりに仕上がったとのことです。
また、地元の「しもつかれブランド会議」とも連携し、観光資源としての「しもつかれ」の魅力を強化する活動にも取り組んでいます。このプロジェクトを通じて、観光振興にも寄与できることを目指しています。
ミツハシは、各地域のご当地グルメや郷土料理をテーマにした商品開発を進めており、このおにぎりがその一環として、多くの人に新たな体験を提供できることを願っています。未来の食文化を担い、ワクワクするおにぎりの誕生を楽しみにしていてください。
商品開発風景の裏側
商品化に至るまでのプロセスについても興味深いストーリーがあります。地元の食材を使い、味を試行錯誤しながら徹底的にこだわり抜いた結果、栃木の旨みと風味を詰め込んだおにぎりが実現しました。これにより「しもつかれ」を食べたことがない人にも、その魅力を知っていただくことができそうです。
会社について
株式会社ミツハシは1951年に設立され、神奈川県横浜市に本社を置く米製品の販売会社です。代表取締役会長兼CEOの三橋美幸が率いる同社は、米穀や加工商品の販売を通じて地域の食文化を支えています。企業の方針にも、地域との共生を図りながら美味しさや独自性を追求する姿勢が見られます。詳細は公式サイト(
ミツハシライスのオフィシャルサイト)をご覧ください。
まとめ
2025年に登場予定の「しもつかれ」おにぎりは、栃木の味を手軽に楽しめる新たな選択肢として期待されています。地元の食材と伝統を大切にしたこの商品が、県内外の人々に親しまれ、栃木の郷土料理をさらに盛り上げることに貢献できるといいですね。