バンドー化学がタイにおける持続可能性向上に向けた新たな一歩
バンドー化学株式会社は、未来に向けた環境への取り組みを強化しています。特に、2050年までにグループ全体のCO2排出量を実質ゼロにするという大きな目標に向け、クリーンエネルギーの活用を進めています。今回は、その一環として、タイにあるBando Manufacturing (Thailand) Ltd.の工場に新しい太陽光発電システムを導入したことをお伝えします。
新たに導入された太陽光発電システムの概要
新設の太陽光発電システムはBando Manufacturing (Thailand) Ltd.の工場屋上に設置され、12月から稼働を開始しました。発電能力は1,198kWで、年間の発電量は予測で1,620MWhとされています。これは、工場で使用する電力の約11.7%に相当し、環境への配慮が反映された結果です。
さらに、この新しいシステムにより、年間約828tのCO2削減が見込まれています。バンドー化学は、2021年5月に導入した998kWの発電能力を持つ太陽光発電システムと合わせて、同工場の電源構成における太陽光発電の比率が約21.3%に達しました。
環境に優しい取り組みを拡大
バンドー化学では、タイの工場のみならず、国内の全工場やBando (India) Pvt. Ltd.(インド)、Bando Belt (Tianjin) Co., Ltd.(中国)、Bando Iberica, S.A.(スペイン)でも太陽光発電システムの導入を進めています。このように、グローバルにクリーンエネルギーの利用を拡大し、環境負荷の軽減を図っています。
合わせて、今回の取り組みによって同社全体でのCO2排出削減量は1,546t-CO2/年に達しました。これは、同社工場全体で約10.5%の削減に相当します。
持続可能な未来へのビジョン
バンドー化学は、持続可能な未来を創造するためのビジョンを持ち続けています。環境への配慮は企業の社会的責任の一環であり、これからも積極的に気候変動への対応に取り組んでいく所存です。新たに導入した太陽光発電システムは、そうした未来への第一歩であり、クリーンエネルギーの活用を通じた持続可能な社会の実現を目指しています。
このように、バンドー化学の動きは国内外に広がりつつあり、企業としての責任を果たし、地球環境の保護に貢献する一助となっています。将来的には、さらなるクリーンエネルギーの導入を進め、持続可能なる経営を行われることが期待されます。