鉄道業界初の計測システム
2021-03-01 14:30:04

東京メトロ、新たな列車混雑計測システムを導入へ

東京メトロが鉄道業界初の試みとして、デプスカメラと人工知能(AI)を駆使した列車混雑計測システムの共同特許を出願しました。この先進的なシステムは、2021年度中に東京メトロの全路線でリアルタイムな列車の混雑状況を提供することを目標としています。

これまでも東京メトロは、改札利用者の数や車両の重さを基にした混雑予測を行ってきましたが、複数の路線が交差するような直通運転を行っているため、他社の車両の情報をリアルタイムで把握することは難しい課題でした。しかし、新たに導入される混雑計測システムは、2019年度から実施されてきた実証実験を経て、今夏以降に実用化される予定です。

具体的には、東京メトロの東西線東陽町駅や丸ノ内線新宿駅で、列車が出発する際にデプスカメラで車両の側面を撮影し、AIが機械学習を用いて即座に号車ごとの混雑状況を把握します。この技術は、非常に高精度な情報を瞬時に提供することができる点で、乗客にとって大きな利便性をもたらすことが期待されています。

サイバーコアは本システムの技術検証が成功裏に完了したことを受け、東京メトロ全線にこのシステムを展開する準備を進めています。駅ごとに必要な施設の設置と施工は、上野グリーンソリューションズ(神奈川県横浜市)やエスキューブライフ(東京都港区)との協力のもとで進められています。

今後は、利用者に適切な混雑情報が常に提供されることとなり、通勤や移動の際に混雑を避けるための助けとなるでしょう。東京メトロはこの新しいシステムを通じて、安全で快適な鉄道サービスの向上を図ります。特に、混雑を避けたい利用者にとっては、便利な情報源となることが見込まれます。実際に、リアルタイムでの混雑情報が提供されることにより、利便性が向上するだけでなく、安心して利用できる環境が整うことになります。

本プロジェクトの実施によって、東京メトロは今後ますます多様なニーズに応える鉄道サービスを提供し続けるでしょう。乗客の期待に応える高性能なシステムの導入をぜひお楽しみに。さらなる詳細については、東京メトロが発表しているプレスリリースを参照してください。

会社情報

会社名
株式会社サイバーコア
住所
岩手県盛岡市盛岡駅西通2-9-1マリオス 10F
電話番号

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