KDDIとJパワーがバーチャルPPAを締結
KDDI株式会社と電源開発株式会社(Jパワー)は、2024年12月27日付で陸上風力発電所に関するバーチャルPPAを締結したことを発表しました。この取り組みは、両社が再生可能エネルギーの導入を推進し、脱炭素社会の実現を目指す一環として位置づけられています。
バーチャルPPAとは、発電所が設置された場所ではなく、電力需要家の敷地外で生成される再生可能エネルギーの環境価値を調達する契約形態です。これにより、KDDIは特に九州エリアにおいて、基地局のCO2排出量を約50%削減する見通しです。
新南大隅ウィンドファームの建設
このバーチャルPPAに基づき、ジェイウインドは鹿児島県南大隅町に「南大隅ウィンドファーム」を新たに建設します。新施設の設備出力は19,500kWで、営業運転は2027年12月から開始される予定です。この風力発電所は、再生可能エネルギーの供給を通じてKDDIの環境目標達成を促進します。
KDDIは2024年5月に、2040年度末までにネットゼロの達成を目指す環境目標を策定しています。この目的に沿って、再生可能エネルギーの比率を50%以上にすることが掲げられています。
Jパワーの取り組み
一方、Jパワーは以来、風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギー事業を展開し、業界のリーダーとしての地位を確立しています。彼らは、カーボンニュートラルを実現するための「J-POWER BLUE MISSION 2050」を掲げ、多様な再生可能エネルギー事業を推進し続ける意向を示しています。
両社は今後もバーチャルPPAの拡大を検討し、国全体の脱炭素社会実現に向けた取り組みを進めていく予定です。
まとめ
KDDIとJパワーが連携し、南大隅町における新南大隅ウィンドファームの建設を通じて、再生可能エネルギーの導入とCO2削減の目標を達成しようとする姿勢は、今後のエネルギー政策における重要な一歩と言えるでしょう。私たちもこの取り組みに注目し、持続可能な社会の実現に向けた彼らの努力を応援していきたいと思います。