オールジャンル雑誌『スピン』第11号がやって来る!
2025年3月27日に発売されるオールジャンルの雑誌『スピン』第11号。その表紙デザインと目次がついに公開され、注目が集まっています。この号では、ジャンルを超えたさまざまな作品が収められ、多彩な才能たちが結集しています。
美しい表紙と特別な紙の使用
今号の表紙は、イラストレーター宇野亞喜良氏の「ことば」をフィーチャーし、ポール・コックス氏が魅力的にデザインしました。表紙には特別に選ばれた「フレンチマーブル」(サンセット)という紙が使われており、その優雅なマーブル模様は、手に取る人々に自然の重厚感を伝えることでしょう。目次には「江戸小染かすみ」(白)という伝統的なエンボスペーパーが用いられ、目を引く美しさを演出しています。
雑誌の印刷に使用する紙も毎号異なり、専門商社の株式会社竹尾とのコラボレーションが実現しています。この点においても、手に持った時の感触や視覚的な魅力が一層楽しめます。
豪華な作家陣に注目
今回の『スピン』第11号には、芦沢央、一穂ミチ、大森美香、尾崎世界観、恩田陸、堂場瞬一など、多くの著名な作家が執筆した新作が収録されます。特に、福田節郎による短編小説『我々に罪はない』は今号のオープニングを飾り、深いテーマ性が多くの読者に感動を与えることでしょう。
また、歌人・大滝和子の新作が初登場するなど、短歌や俳句、新たなエッセイも楽しめます。短歌とイラストのコラボも話題で、岡野大嗣と安福望による作品がその良い例です。これらの作品は、生の視点をもたらし、新たな芸術的体験を提供しています。
現代の詩とエッセイも充実
最果タヒによる詩の連載も第8回を迎え、『魔法少女まどか☆マギカ詩集』をテーマにした作品が収められています。エッセイでは、清繭子氏が2年間の小説家としての葛藤を率直に語り、その表現力に心を打たれます。さらに、斉藤壮馬の異色の連載エッセイや、書評家・渡辺祐真の「詩歌の話」も、読者の興味を惹きつけること間違いなしです。
確かな情報源としての役割
加えて、コラボレーション企画「紙の話」も新たな視点を提供。フリーライターの永江朗氏が「紙が森林を破壊する」という命題を掘り下げ、その意義を考察します。
『スピン』第11号は、ただの雑誌ではなく、さまざまなジャンルを跨いだ文芸作品が一堂に会する総合的なアートブックとも言えるでしょう。これからの出版の中で、どのように進化していくのか、その歩みを暖かく見守りたいものです。
定期購読の案内
また、定期購読の申し込みも可能で、特典として「スピン」の特製栞がプレゼントされるなど、読者にとって嬉しいサービスも充実しています。毎号異なる魅力を持つ『スピン』を、ぜひ手に取ってその世界観を体感してみてください。オンラインでも詳細がチェック可能ですので、興味のある方はぜひ訪れてみてください。