地元主体の観光振興、泉佐野で新たなまち歩きルートを発表!
泉佐野市歴史観光まちづくり協議会による地域報告会が、2026年1月16日に開催される。この報告会は、観光庁の支援を背景に、地域の観光資源と観光客の動向をデータに基づいて分析し、新たな観光モデルの構築を目指す重要なステップである。
地域」が力をつける取り組み
今回の取り組みは、泉佐野の観光を地域主体で進めるためのもので、971件の観光客の日々の行動や意識に関するデータが収集された。これは、訪日外国人を含む多様な観光客の声や、地元の商店、飲食店、宿泊施設、住民からの意見を反映したもので、全155件の地域からの情報を集積している。このように、多面的なデータを駆使することで、泉佐野の観光現状を立体的にとらえ、地域の魅力を新しい視点で発信していく。
アンケートやSNS分析、Googleビジネスプロフィール、さらにはNAVITIMEを通じたGPS人流データなどを基に、その結果をもとに観光客と地域の意見を交えた新しい目的別のまち歩きルートが初めて提示される。
報告会の見どころ
当日のプログラムは、まず開会挨拶と来賓挨拶から始まり、観光庁から事業概要の説明が行われる。その後、観光客アンケートから得られたデータやSNSでの交流、さらにはGPSによる人流分析についての詳細が紹介される。特に、地域の175件以上の意見に基づいた課題の整理は、今後の泉佐野の観光振興にとって重要なポイントである。
参加者には、初公開となるまち歩きルートが紹介され、その後の質疑応答タイムでは、参加者が自由に質問や意見交換を行う予定だ。また、開始15分前には『夢伝説 泉州佐野長者のまちの物語』という、地域の歴史に触れる貴重な映像も上映される。
地元からの声
Jimott合同会社が事務局を務めるこの事業では、地域住民の協力を強調し、多角的なデータを活用して得られた意見は貴重な財産であるとのコメントが寄せられている。観光担当者は、「集まった声やデータは、商店や飲食業の運営に役立つヒントになると信じている」と語り、参加者に期待を寄せている。
参加方法と問い合わせ
報告会は、誰でも参加可能で無料(事前の申し込みが必要)という点も嬉しい。先着50名が定員となっているため、興味のある方は事前に申し込みを行うことが勧められている。詳しい情報は、泉佐野歴史観光まちづくり協議会のウェブサイトから確認できる。
この報告会は、地域の観光業を再構築し、新たな魅力を引き出すための大きな第一歩として期待されている。観光客と地域の声を生かした持続可能なまちづくりがどのように実現していくのか、注目が集まる。